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優等生のシンデレラは
舞踏会には行かなかったの


臆病な眠り姫は
北の搭の扉を開ける事はなかった


慎重な白雪姫は
林檎を口にしなかったし


人魚姫は王子様より
歌 ....
うたれるなら
雨がいい
果てるなら
土砂降りの中

世界が遠のく瞬間に
私は流星をみる
なぜ書くのか?
なんて

なぜ息をするのか?
と同じくらい
愚問だ

別に、

生きたいから
息をしている訳じゃない

死にたくないから
息をしている訳でもない


お ....
久しぶりに家に帰ったら
家が他人行儀な素振りを見せた。

玄関の扉は
「いらっしゃい」
と、言い掛けて
「おかえりなさい」
と言い、
ベッドは
「ごゆっくり」
と ....
(このラクガキを
期待を持って読んだ者は
然るべき報いを受けるであろう)










旋律が身体中を駆けめぐり
僕をいらいらさせる

生ぬる ....
彼は毎朝同じ電車の同じドアに乗って
両手を吊り輪に掛けて電車に揺られている
周辺の女性の匂いに興奮しないように
なるべく呼吸を殺して

彼は何時もぴかぴかの革靴を履いていて
制服だって折り ....
どうしようもないくらいの
空の返還が
わたしに帰ってきた
わたしの唇は青いことでいっぱいになる

空に着歴がある
それは長い長い数列
雲は遠くの蒸気と会話したりするけど
やがて話が尽き ....
「いらっしゃいませ、ありがとうございます。
商品5点で、お会計は1265円となります。」

僕はコンビニスター
誰にも負けないコンビニスター
真っ昼間の盗賊団コンビニスター
誰もが僕を必要 ....
どうでも
いいが

この女、
たまらなく

臭い、



世界を満たしている
エーテルの

浄化作用が
追いつかない程

臭い、



男達が
蝿のように
 ....
君の中にはすでに僕でない僕がいて
君のことをいつもおどかしたり笑わせたり
悲しませているんだろうな

きっと僕が知らない僕は
僕よりも優しくて冷たくて
誰よりも優柔不断に違いない

君 ....
{引用=
深夜、

線路を枕に
寝ました

駅のホームには

過ぎ去った
時間が、

停車して
いました



星が
綺麗でした

遠くから
君の声が
聞こえ ....
パラパラとガラスをたたく

大地から沸き上がるあつさと

ねつの滴りに

味サイが帽子を揺らす

アスファルトは硝煙のかおり

かさのはながさく

しばし 追憶にまどろむ
ここで赤い魚の話をしてはいけません

最初の貼り紙は公民館のドアに貼られた
誰が貼ったのか
誰も知らなかった

次の貼り紙はあちこちのスーパーで見られた
誰が貼ったのか
店員も店長も知 ....
「いらっしゃいませ、ありがとうございます」
レジスタァの前に沢山の女の人が並んでいる

僕は美人のお姉さんには、優しくお釣りを返す
ナプキンは袋を二重にして入れてあげたりしている
綺麗なお姉 ....
元気にしてる?俺は日々バイトに追われているよ。
店長は変なヤツだし、日勤は俺と同い年の人とかいないし。
全く、やれやれ…だぜ。

そう言えば最近、愛はコンビニじゃ買えない事に気づいたんだ。
 ....
わたしは、ほんとうは楽譜なのです
と 告げたなら
音を鳴らしてくれるでしょうか
指をつまびいて
すこしだけ耳をすましてくれるでしょうか
それとも声で
わたしを世界へと放ってくれるでしょうか ....
この皮膚
だけでは足りないんだ

さかなのように
うろこをもたない
ボクらは
そんな生き物だから

だから
あらゆる皮膚と皮膚
重ねて

重ねて

夕暮れと
ひとつになっ ....
こんにちは
頼りのない足取りの青年が囁く
こんにちは
つぼみのままの桔梗のようなからだが
治療病棟の個室に吸いこまれる
「若松さん。」
人の傷跡が残る廊下に ただよう消毒液のにおい
若松 ....
誰が為に
僕は生きる?

自分さえ
救えないのに


誰が為に
僕は叫ぶ?

君の声さえ
聞こえないのに


まるで
世界中で

ぼく
一人だけが

すべて ....
  
  君の歌が聴こえる朝には
  泣きたくなってしまうんだ
  少しだけ風の冷たい、
  土曜日の始まり
  齧りかけのトーストと
  マーマレードのかすかな苦味
  それから君がア ....
ロックンロール・パンプキン&スウィート・ハニー・バニー
今日も彼らは真っ赤なミニクーパーに乗って
その小さな窓からシイタケを投げつけるんだ

自分の為に生きなくてもいいじゃんか
何て強がる奴 ....
{引用=
向かいの棟の
ベランダに
煙草をふかしている
女がいる

赤ん坊が
蝉のように鳴いている

今日の
空はとても青い



手摺に掛けられた
赤 青 
幾色かの ....
からっぽだから
蒼いの

とうめいな翅を
ふるわせて
飛んでいったから
からっぽなの

埋めようとして
あなたが
抱いてくれたとしても
満たされないの

満たされない ....
ワイパーが傷んでいるから
拭いきれない水滴で視界がぼやける
思わず停めたパーキングで
いらだちが募り空をにらみつけた

そう これが私なんだ
些細なことに感情を左右されて
 ....
きぃぃぃぃぃん…
「こんにちは、白鳥麗子でございます」
着信音が、乾いた教室の空気を破る
ぬるり、ぬるりと視線が集まる
立ち上がってしまった僕は
出来るだけ視線を引きつけて
円周率を三十桁 ....
ぶんぶんぶん!
僕等は歩いているのだ、手に手に何かを持ちながら。
それは煙草であったり、燐寸であったり、鉛筆であったり。
僕等は歩いているのだ、手に手に何かを握りながら。

ぶんぶんぶん!
 ....
ムーニールーがありんこを相手取って
裁判をしているころ
お日様は林檎を
真っ赤に染めて
林檎はムーニールーに食べられるのを待っている

カタツムリが雨の中
小さくくしゃみしたけれど
ム ....
探さないでください

そんな手紙を残して
君がいなくなってしまったから

僕はちまなこになって探したんだ

押入れ、風呂場、トイレ
良く行くレストラン、レンタルビデオ屋

何処にも ....
自転車のペダル踏み、学校を出てすぐに
いつもの、知らないおじさんに携帯で写真を撮られる
足下には、夕焼けが落ちてきて
ああ
影がもしもこのままなくなれば
世界は終わるのではないかと
思いな ....
あの日
僕はふらっと出かけたそうだ

何処にも行けない身体で
何処に行けるはずもないのに
何処かへ出かけてしまったそうだ

(言葉を忘れるということは
 そんな遠い旅に出ることに似てい ....
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