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月の夜にディズニーランドなる廃宮


巨大なる鉄屑のなか秋の雨


湾岸の駅よりの景色死後のごと


あるじなき椅子の置かれし月の庭 山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる

文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす

冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
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塔野夏子さんの俳句おすすめリスト（2）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
廃宮- aruka俳句206-11-4
立夏直前- 小池房枝俳句12*05-5-8
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