すべてのおすすめ
誰にだってあること
こんなに淋しい
ひとりきりの昼間は
妙にアイスクリームが欲しい
ときどき部屋の時計が
止まってるけど、それは
数えるのをやめただけで
....
ふと遠いところへ行きたくなる
通過電車に手をのばせば届きそうで届かない
本気で身を乗り出すと本当に連れ去られてしまうから
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
というアナウ ....
地球はキミの為に回っているんじゃないと
言われた夜
ワタシは地球の為に生きているんじゃないと
川にサラダオイルを3本流した
地球を壊しているのは
人の心を壊している人の心だ
鋼線伝いの道
丘へと
君をつれ
君は犬をつれ
ふと目をはなす
その隙に
君は増え
君のつれた犬は増え
群れる
群れてゆく
君君
君君の犬犬
が、を
が、を
....
朝 目覚めた時 すべてが真っ赤だった
サイレンの音か 人の声か 炎の音か
何がなんだかわからなかった
僕は一人 黒い渦巻きの中でうずくまった
体中が暑くて熱くて・・・・・
....
仕事中の脳味噌はとてもヒマだ。
だからビスを締めながらあたしは考える。
一日に24時間あるわけで、A勤かB勤の場合は8時間拘束、
AB勤は16時間拘束、C勤かD勤のときは12時間拘束。
通 ....
左からきた電車の窓に
私たちの姿が
映る
映る
あなたと
私との距離は
そうか
こんなふうなのか
それは
なんだかとても自然な
風景のようで
まるで
あなた ....
真っ黒い犬が
みごとにすり寄って来た感じで
大きな尾を嬉しさのあまり
振り乱しながら
何処が目だかわからない
心の奥まで伝わってくる愛くるしさで
きれいなベロを垂らして
生ぬるいあいさつ ....
ねまきのまま街をあるいて
みずしらずのひとにじっとみられた
さみしくてふるえだしたからだは
じぶんで抱きしめた
よそゆきじゃなきゃだめなのに
うまく笑えなくて
お化粧もしなきゃだめ ....
ゆるされたよろこびにむせびないてから
つぎの夜がきたことさえまだ信じられないのに
めぐりきた朝は
わたしをからっぽにした
すずめが窓のすぐ外で
しきりにないているので
ぱんくずをなげて ....
プータロウのプー輔はいつもごろごろしています
プータロウのプー輔はいつもうるさくてみんな困っています
プータロウのプー輔はいつもめんどくさいと言って何もしません
プータロウのプー ....
彼は泣いた
わたしが書き上げた詩を読んで泣いた
ことばに泣いたのではない
すばらしさなど彼にはわからないから
詩の気持ちがわかるから泣いたのでもない
むしろわたしの気持ちがなかったと気 ....
な をよぶ
とき が隔てた
かぜ の かいろう
打ち
うまれた のろい
すくう ゆめ
わ 火焔
走 破
白き 鼓動
水 と 灯る
2003 4 20
水汲みや
弟たちの世話がある
学校だって遠い
夜 目を覚ます
星が道しるべ
洞窟まで
一人で
煤を立ちのぼらせ
教科書を開く
栞のあったところを指差すと
髑髏は
....
「帰ろっか」
「ういーーっす」
来るときには僕がこいできましたが
帰りは彼がこぎました
もう日が射していました
僕たちと自転車は塩水にぐっしょりぬれていたものですから
図らずもきらきら ....
3匹目の獏は道端で
へたりこんでるところを拾った
小さな獏は虚弱体質で
夢はもちろん秘密も嘘も受け付けず
今にも消え入りそうに震えている
私は必死で噂とか言い訳とか ....
爽やかな日曜日
朝からお洗濯
はりきってお洗濯
お洗濯は大好き
がらんがらん
洗濯機が回るところを
見ているのも好き
暇だから見てるんじゃないよ
暇じゃなくても見ているの!
ごしごし ....
叫びが聞きたい
地上のどの声にも似ていない
見えない波長の叫びを
午前零時
どこかで叫びがあがった
均された街の
よく似た通りと通りのあいだのどこかで
どこかで叫びがあがった
....
真夜中にみみつる象の王国
四色ボールペンで印をする巨象と
一列に並び期待する小象
真夜中にみみつる草を食む象の群れ
ささやかな50mの小川に群がり
300?の草原を覆う食用の象
あ ....
彼のお兄さんと会った
彼のお兄さんは産まれなかった
彼のお兄さんは彼よりもカッコいい
そして彼よりも優しい
彼のお兄さんに抱いて欲しくなった
どうかわたしを愛してね
どうしてあなたは産 ....
朝
緑に染まる川沿いを歩く
白い花がいくつも流れている
八高線の高架下
電車が通るたび
元の樹を離れ
降っていたのだった
周りの遊歩道はそこだけが白く
ぽっと明るい
故郷に降る ....
おくればせの真昼
季節はずれの発情
そこここに信管を潜め
それでも無心に回り続ける天体の
うわべもなかみも
総花の躁
嗚呼人類文明ノ日輪ハ隠レタリ
我唯内的生命ヲ以テ爛堕ノ世情ヲ ....
どうしたらPIXIESみたいな曲が書けるのだろう
なにを経験したらPIXIESみたいな曲が書けるのだろう
寝ても覚めてもそんなことばかり考えてたから
悲しい奴になってしまったんだろう
....
ラスターカラーの猫が居た
あれさ あれさ 赤に黄色に緑のね
ラスターカラーの猫が居た
パステルカラーの犬が居た
あれさ あれさ エメラルドグリーンやうす桃色のね
パステルカラーの犬が居た ....
母から、私の野菜過食の罪を告げられた瞬間
木製の食卓は突然老成してしまった
木製の食卓は突然老成してしまった
だから私どうしてもアルコールせざるを得ないの
だからどうしてもアルコールせ ....
・主人公
手品が得意 名は呼ばれない
・恋人
四六時中怒っている
・停留所でバスを待っている人 ....
(お金なんていらない)
昨日、100円のおにぎりが買えませんでした。
財布の中には104円あっても、
税込み105円のおにぎりが買えませんでした。
コンビニの店員さんは残念そうで、
僕は ....
右だったかな
左に行ったら
違ったかな
こっちだったかな
あっちに行ったら
空だったかな
マジかな
ウソパチだったら
ちょっぴー悲しいし
....
いっと にっと さんと ガロン
大きな甲羅 もった ガロン
よいしょ よいしょ 今日も ガロン
僕は今日鉛筆を手のひらに押し込んだ
芯が怖々 震えるんだ
まだ ....
さてさて。。。両の腕まくり
かあさん残したくれた味
思い出しつつ逢いに行こう。
蓮根、牛蒡に人参を
ごしごし綺麗に洗ったら
トントン乱れに切りまする。
色とりどりの野菜達
お鍋に ....
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