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――ペルー・リマにて――

ミラフローレスの夏の朝は
パッションフルーツジュースの
なめらかな甘い黄の香りがする

1月の夏は
どんよりした曇天の下で
眠りのように紫立った
ライラッ ....
ハマダラカを
駆逐しようとして
浜口虎之助は死んだ
農園で脳炎で死んだ

彼の一人息子は
カイゼル髭を蓄えても
いつも腹が鳴っていて
形見の蝦蟇口は空になり
パンの耳も囓れな ....
ぼへらっとテレビを流していると
詩のボクシングを番組でやってる
対戦する人
対戦する詩
対戦するための 態度

アナウンサーがいる
板金業者がいる
学生
主婦
カリスマ

職業 ....
口をポカーンと開けて立ってる人がいた
あの中から何がでてくるんだろう
ずうっと見てたけど何もでてこなかったから
きっと王様だったんだよ
だって、バカ男、口をポカーンと開けてたら
大事 ....
記憶の中の森で
一羽の鳥が巣立ちする
遙かな大陸に向かって
記憶の中の街で
柔らかい雨が舗道を濡らす
恋人たちを祝福して

あの火曜日の朝
私たちの街は一瞬で崩れ去った
あの日か ....
浅見 豊さんの自由詩おすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ミラフローレスの夏の朝- Giovanni自由詩3*18-4-3
それからの孤島- あおば自由詩305-3-16
ポケット- umineko自由詩3*05-3-12
- バカ男自由詩4*05-3-5
街(神戸より)- 藤原 実自由詩504-1-10

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