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空を見上げたくなる心境と
予定通りに降らない雨とが
またしても 複雑な今日を作り出しています
明日の行く先を
確かに誰も知りません
ただ わかりきった結末も 実は多くあるということ
そ ....
明かりの無い部屋の片隅
目を開けて 僅か
閉じる
暗闇を見つめることはいつも難しい
閉じることで
そこに何が生まれているのかを知りたかった
同じことで
閉じたところで何も ....
やわらかな
風が吹いている
丘の上の
さようなら
たくさんの公園と
澄んだ小川と
空き地と
苺の庭と
カブトムシと
サッカーボールと
さようなら
そう ....
明日は
遠くへ行こうと思う
太陽が眩しくて
だからといって目をつむることはない
登り坂は上を見るためにある
アスファルトの道は歩きやすい
子供の笑い声は音楽だろう
受け入れて ....
ベランダから見上げる夜に
存在しなかった
色彩は
どこにいってしまったのか
青も白も赤も灰も
全て飲み込んで
夜は静かに笑う
今日は星が見えない
そこに 雲が浮かぶ証明 ....
窓ガラスの内側から
草原のような海を見渡す
波と風が
交互にやってきて
その青はどこまでも青かった
窓ガラスの内側から
光がこぼれ落ちる森の空気を吸う
鳥は人のために鳴かず
虫 ....
午前四時の境界線で
起きながらにして
幻想を見る
朦朧としながら
その目に浮かぶのは
白い暗闇
理由も無く心地良いその場所では
発想は尽きず
狭い価値観も
放射状に広がってい ....
曇り空を見るといつも
全てのことを正当化してしまえる
気になるけれど
その度に
雨が降ってくる
言葉は便利で
音楽は優しく
都合のいいお話は
いつだって楽しい
でも残念な ....
才能がないミュージシャンが
なかなか進まない車のアクセルを踏み続けている
どうやらエンジンがかかっていない
父親と喧嘩した高校生が
車に向かってサッカーボールを蹴り続けている
ゴールが見 ....
開会式の行進
のはずなのに
みんな何故だか走っていて
走るのは遅くない
はずなのに
何故だかだんだん
取り残されていって
仕方がないから
後ろのクラスに合わせようと
スピード ....