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曇った窓の水滴
悲しそうだから
笑って欲しくて
指でなぞってみた
表面張力の君の笑顔は
もうこれ以上
笑っているのが
つらそうで
張り詰めた思いが
寄り集まって
耐えられず ....
向学心がないのか
全く知ろうともしない人間が多い中で
わたし
幼少期は
図鑑を読み耽っていた
いろんなことを覚えた
この2年でも
いろんな人と出会ったし
いろんなことを学んだ
....
君がお風呂で
お湯が水になるまで
待っていたことを僕は気づかなかった
君は泣き
水があふれそうなくらい増えていて
そのうち君は水に溶けて
紛れていったのにも気づかなかった
僕はう ....
私が羊だった頃
彼は羊飼いだった
それはとっくの昔から知っていたことだったので
彼とはいずれ出会う運命だった
彼との出会いは
幼少期
ベロベロと舐め回した乾電池の
不快感を舌先に ....