すべてのおすすめ
ごめんね、わたしといるとつまんないよね
ほんとう、ごめんね
つかれるでしょう?わたしといると
だって・・・
なにしゃべっていいのか、わからないんだもん
だから、つまんない ....
4000円ポッキリなんてうそっぱち
薄くて不味い水割りなんか飲めるか
ビールが一本千円だって
腹が膨れて中身がない
一時あとにはションベンだ
俺といっしょだ
俺といっしょだよ
俺とま ....
ブラウン管の向こう側で
怒り狂った朝鮮人兵士が
日帝を嬲り殺した
血まみれのその銃剣で
何時か俺も刺されるんだろうか
昇り行く朝陽を眺めながら
希望なんて名前の煙草を吸う
一等素 ....
今さっき ここで ため息の漏れる音を 聞きませんでしたか?
それは 僕のため息なんですけれど 聞こえてしまいましたか
そうですか わかりました
ならば 貴女はどうしてくれますか?
僕のため息を ....
このウタを
すぐに「愛しいている」「好きだ」と言う
愛情表現の大バーゲン野郎共に捧ぐ
jesus, jesus ....
地へ
冷たい雨として
雪終えた空が
地へ
雪終えた空が
冷たい雨として
を
黄色く丸く
眺める
ショーウィンドウの
ウールの子供服の
釦
の方角、の ....
ごらん 空はとても暗く
広がる 目前 冷たい銀世界
煙草の煙さえ 霞んで見えない
太陽は今頃 のんびりと
裏側を 回っている
聞こえるかい? このノイズの中で
ゆっくりと3本目に火を ....
狼狼と遠く哭け
逆立つ体毛の針先に
銀の水滴をほとばしらせて
疾走する闇の底
毒毒
独独
激しく胸を打つ響き
叩き潰された虫の死骸
赤でも青でもない色に染まり
涙草 ....
真っ白な雪ンコ
真っ白な雪ンコ
にじんだインク
真っ白な雪ンコ
真っ白な雪ンコ
居座ったススキ
降り積もる綿雪
降り積もる綿雪
降り積もる綿雪
居座ったススキ
くだされた冬 ....
うみの うえの くもは
ひろく そらに わたり
おやは こども つれて
あおの なかに すわる
かぜは とけて とまり
ときの なかに おちて
よせて かえす なみも
ひろく みれば ....
昭和麓拾年に第一詩を叫んだ
涙と共に溢れ出た其れは
母親を始めとする数人の中での
第一詩だった
昭和奈奈拾麓年に童貞詩を読んだ
熱い感情で紡がれた其れは
拾麓年目の人生の中に於いての
....
すべてか無か
どちらかでなければいやだとおまえは言う
絶対でなければ安心できないか
愛か憎しみか
そうでなければ信じないとおまえは言う
決定的でなければ答えられないか
おまえを見つめるまな ....
夜倶楽部 アヴァロンで誕生日を迎え
トランス野郎に囲まれる
逃げ出した喫煙所では 他の誕生日お姉さんのパーティー
「ハイファイブを呉れ」と言うので
「今日は俺も誕生日だ」と言いながら呉れてやっ ....
雨の降る夜に
いくつかの ろうそくと
ダウンライトを 部屋に灯して
二人して 飲めないワインかなんか舐めちゃったりして
二人して たばこの煙でもくゆらせながら
ちょっとした ジャズでも流して ....
何もしてねぇよ。何もしてねぇ。
何も知らないし、全て終わった事だよ。
だから、お前等には関係の無い事だ。
***
あのなぁ、私妊娠してもうてん。
あのボケの子供、妊娠してもうてん。二 ....
赤身よりトロと思てた自分が恥ずかしいわ
毎晩赤身を喰いにくるおっさんがおる
「この赤!」
何がこの赤やねん
思い切ってどーんと脂ののったのいけっちゅーねん
「やわらかさ強さ唾液の ....
彼は 十四の夏に 獅子を 背に背負った
と 言う
かもめが 一羽 仲間とはぐれて 波間を 漂っていた
と 言う
もう一度 言う
彼は 十四の夏に 獅子を 背に背負った
かもめが 好きだ ....
リンダ お前は顔が小さいな
リンダ お前は顔が小さいな…
白いラバァソゥルでこの街を闊歩
成人して踏み出すその感動をもう一歩
思わず進む煙草 合法喫煙もう一本
ってな具合で進んでく変わら ....
限定世界(2005年)
「愛する事の出来ない人」の為に
「愛している」と言う表現は差別だ と言う事で
「愛している」は禁止用語になった
日本中の九割の詩人や作家が失業した
限 ....
賭ける
きっかけは
過去に
崩され
いじける
弱さは
見透かされ
突きつけられる
何を捨て
何から
捨てられ
何にすがる
行き場もなく
力もなく
いかんせん
....
今朝から遊び相手がいないので
うさぎくんもいない
少し遠いけれど
こやぎくんもいない
丘の向こうのトラくんの家まで
きりんくんもいない
オイラは遊びの誘いに行く
さるくんもいない
すれ ....
玉虫色の存在と
黄金虫 ....
タンポポの花 つんできた
小さな女の子の夢は
いつまでも これに恋してる
自分自身の 姿でしょう
夏になるのが早すぎて
花びらの 散る運命に
少女は まくらをぬらし泣く
それは昔 ....
振り子時計をながめていたら
暗示にかかってしまった
コチコチと刻まれて
時の砂ほどになって
それをライターであぶって
思い出が浮かびます
ひとつ
またひとつと
燃え尽きてゆ ....
らら
ららら
だらっ
まだまだ
そんなんじゃ
そんな肩に力が入ってちゃ
お前はどこにもいけない
目を閉じるとか閉じないとか
ありきたりとかありがちとか
ありそうでなさそう ....
遠い昔
父さんはマネキン
母さんはトルソ
小さかった僕は
マリコ、と
そう呼んでいた
一体のボディがあった
スタンドに立てられた彼女は
母親のくたびれたドレスを着せられて
部屋の ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ
いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
使えないものがある
持っていないのではなくて
使えない
使い方を知らないのではなくて
使えない
使える状態に保存してあるけれど
使えない
使わないのではなくて
使えない
相当に苛 ....
女神 空を見てごらん
宙を浮かぶくらげだらけだ
漂うくらげは無い中身を求めている
自分の形にぴったりなものを探している
女神 山を見てごらん
てっぺんから牛が生えてくるだろう
....
ル・ラララ
うたをうたおう
わたしたち
そらに
おおきなそらに
ル・ラララ
ほほえみかけよう
わたしたち
きみに
だいすきなきみに
ル・ラララ
ねがいをかけよう
わたし ....
1 2