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カナカナが
鳴いていた

紅の夕日が沈むのさえ
浸れない私だった

いつの間にか
蚊に刺されていて

皴の多い手は
なかなか美しくなれないでいる

自分だけを愛していた頃は
 ....
ときには
紅い紅い林檎を買いたくなる

紅い林檎
磨いて磨いてあざやかに紅

ときには
紅い紅い林檎に歯をたてて

鬼のようにガツガツと食らいたい

般若の顔でガツガツと
人肉 ....
来年

生活が楽になったら
猫を養子にしよう

そしたらもう少し
らしいままに居られる気がするよ

十万円貯金箱開けたら
新しい自転車も買ってあげる

今年でさよなら
さよなら ....
わたしの皮膚は薄いから
毛細血管が透けてしまう

血管人間
欠陥..

理科室の
あの人形が
かわいそうに思えてきた

だれか
服を着せてやってくれ

色白の人は
とくだね ....
誰にも語られない詩がある
たったひとりに生み出され
たった一つの世界の扉があった

観客は
入るのも
出るのも
ひとりだった

ひとりのものだった

ただ
あまりにも
いつも ....
愉しい夢でした
笑っていましたから

わたしも
人を笑わせられる

それはとても
愉しい夢でした

いつも
昼に見る夢は苦しくて

すぐに
身体は重力にもどるのに

今日 ....
もしかして
もう梅雨ですか
寒くって
洗濯物が乾きません

世の中に
五月晴れなんて
もしかしたら無いんじゃないかと
半袖をしまう

わたしなら
そんなありきたりのこと
口にし ....
おっぱいを触ったら
固かった

しかしそれは
おっぱいが固く張っているのではなくて
ブラジャーのパットが厚く丸いのだった

私が
私自身が騙されるのだから
つい
女の胸元を見てしま ....
カレは
私のことが嫌いのようだ

いや
嫌いだ

原因を
考えてみたけれど


私の眼かしら

一寸怖い
睨んでいるわけではないけれど

私の右眼は
殺人鬼のようだか ....
東京へ行くはずだった

駅の構内アナウンス
上りの新幹線に乗るために
開かれた空間
私にも開かれている
コツ コツ コツ..
自分の靴音を聞いて
自動改札をぬける毎に少し緊張
ホーム ....
私に許された我儘は 

髪を長くのばすこと

怠惰は

必要だから眼を瞑る

求めれば

眼が啓く

ずいぶんと永いこと

誰も私に気づかない

気づかないふりで

 ....
技術に人がついてこれないのではなく
他人が簡単についてこれないような技術を作ってきたのだ

その結果
さまざまな思惑が芽を出し
成長して枝分かれした

昨今
人の頭脳は発達してきたけれ ....
泣けない病

そんなのがあるんだろうか


たぶん

とても泣きたくなるほど

震え昂ったなら

こころが壊れてしまう気がして

少し怖い


胸が冷たくなるような感情 ....
揺すりませんけれども

揺すっても
もう二度と起きないような気がするほど
深いところに行ってしまったような
今夜のあなたは
自分の進んだ道によって
苦しめられている

気がしてならな ....
あなたは
無償でも有償でも
ただ愛が欲しいだけ
なのだ

それは皆もお前も
同じではないかと言うが
あなたと私では
方法も手段も違う

あなたのそれは
姑息で惨めだ

私は誰 ....
ベンジャミンさんの蒼木りんさんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カナカナ- 蒼木りん未詩・独白705-7-17
欲望の歯- 蒼木りん未詩・独白1*05-6-16
猫のおなかの毛- 蒼木りん未詩・独白4*05-5-27
バカだなぁ..- 蒼木りん未詩・独白2*05-5-19
誰にも語られない詩- 蒼木りん自由詩2*05-5-16
いいのにな- 蒼木りん未詩・独白5*05-5-13
おかめ- 蒼木りん未詩・独白1*05-5-13
「曲がりなり」って何- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-20
君がそんなだから- 蒼木りん未詩・独白1*04-12-28
東京へは行けなくなりました- 蒼木りん未詩・独白4*04-12-27
微熱- 蒼木りん未詩・独白2*04-12-26
複雑- 蒼木りん自由詩2*04-12-19
雨に濡れて- 蒼木りん未詩・独白1*04-12-16
遠洋- 蒼木りん未詩・独白5*04-12-9
私は消耗品である- 蒼木りん未詩・独白1*04-12-3

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