すべてのおすすめ
｛引用＝夜の階段を下りて
一階はとっくに海に沈んでいったので
その、密やかな貝を避けながら
水の中につま先をいれる

どこまでも透明な
水晶を重ねて束ねて作った
深海は　魚を飲み込む
　.... 長いこと　時間はたった


ずいぶんと　睫毛も　声も　痩せてしまったね、と笑う

それすらも

全部両手で抱えて持ってゆきたい　日常の風景のひとつだった



おぼつかない足取り　.... 昔　父さんが庭の木に作ってくれたブランコに
僕たち兄弟が並んで

そうやって
毎日　そうやって暮れるまで

永遠に思えるような時間を過ごした

季節が変わるたびに
短くなっていくのだ　.... 誰かに頼まれて
夜のオフィスに出掛けた。


最寄りの地下鉄の駅は
アールヌーヴォーのオレンジ灯で
ひとがたくさん歩いていた。
あなたを知ってるわ、と　話しかけられ、惑い、通り過ぎる。
　.... ｛引用＝さらり　ふぅ　さらり

水の音

ふぅ　さらり｝






川岸で
あかい手を　あらってた

空には月が揺れ
あたしは　朧月夜、を　口ずさむ

川岸で流れた　....

たちばなまことさんのもも うさぎさんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
水槽	- もも う� ...	自由詩	42*	09-11-6
花火	- もも う� ...	自由詩	22	08-6-17
春と月と_やわらかな旅立ち	- もも う� ...	自由詩	15*	08-4-17
世界	- もも う� ...	散文(批評 ...	13*	07-11-9
川岸	- もも う� ...	自由詩	23*	07-4-22

---

すべてのおすすめを表示する

推薦者と被推薦者を反転する