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よる、おばけがくる
わたしのほほを撫で
のどを撫で
よく使い込まれて
されど清潔なリネンのやわらかさで
わたしの心臓を撫でる
わたしのまぶたはとじたまま
そこにおばけがいる
蝋 ....
わたしはとびうおだったので
まばたきもしなければ
泣きもしないし
空腹のために蹲ったりもしない
愛のために飛んだりしない
跳ねて すべりおちる
生きることだけをする
そして ぜったい ....
いままで亡くなったひとびとの
すべての墓に供えるには
花が足りない
そのことをかなしむこともできないほど
墓標は増えつづけている
忘れられた
記されなかった
記憶のなかに
わた ....
終わりをできるだけ遅らせる努力をしよう、と友は言った
終わりをできるだけ遅らせる努力をしよう
終わりをできるだけ遅らせる努力をしよう
口のなかで転がす友の言葉
面映ゆい心地
友の深い ....
その痛みにさわるな
わたしはそれが苦痛だときちんと知っている
だれに認められずとも
たしかにそこに存在してる傷
その痛みにさわるな
わたしはそれをおまえのために
加工したりはしない
撫川さんの自由詩おすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おばけの訪い
-
凍湖(と ...
自由詩
5
23-4-28
とびうお
-
はるな
自由詩
13
23-4-27
いままで亡くなったひとびとの_すべての墓に供えるには_花が足 ...
-
凍湖(と ...
自由詩
8
22-11-19
終わりをできるだけ遅らせる努力をしよう、と友は言った
-
凍湖(と ...
自由詩
2
21-10-2
その痛みにさわるな
-
凍湖(と ...
自由詩
5
21-9-21