すべてのおすすめ
木は生えた 風景の中に
訪れた 公園に 色は
焦げ茶なのだとこの目には見えた その
僕の持つ この 知識によって
そして 今日も生きている肉体で
一本の 立つ 空の下で
今日も 一人 歩い ....
誰もいない
外は虫の声だけがする
そして 吹く
風だけがあった
そして 窓で
思った ロンドンを
日本と変わらない
風景の街並み
違ったのは物価だけ
僕は 今も
何をしたのか
思 ....
今日も夜風に
生きたことを感じる時
どこにいったのだろう あの日
履いた靴は
誰かが座っていたベンチ
光る スマホに
思い出の光景がよぎる風景
人と コンビニと
車だけの街
鯉が 川 ....
カフェの中というのは、不思議な空間だ。そのついたテーブルは自分のものではあっても、同時にそのカフェの客のための場所でもあると言えた。カフェ全体は、街とは隔てられた場所でもある。そこは店であって、通行人 ....
何も言わない
誰かとすれ違っていく
夜の街灯の 道を 僕は
歩いていた
誰かを追い越していった
何でも無い午後の風と
悲しい思いがする そんな
毎日の中を流れている
公園の前で
何でもない日々にある
今は そんな 感覚と
意識の中で生きている
電子工作の手を止めて
....
何も言葉を無くしたらどうなるだろうと、思いつつも牛乳をコンビニで買ってきた。知り合いのいないこの街で。川だけが友達のような気がする。履き慣れた靴を僕は履いていた。その存在すらも忘れていたような気がする ....
何かを感じとることは
夕暮れの空に似ている
冬に 太陽の 向かう
一生に一度きりの時間
きっと 誰にとっても
店を出ると街は夜だ
光のロータリーに灯された
どこに彼らは帰るのだ ....
気がついたら雨はやんでいた
部屋は静まっているのだと
知る 僕は
僕の静寂の存在を感じ取らされた
さっきまでしていた 音を 僕は
その 降っていない 雨に
思い出していることで