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  夜の頃
  いよいよ視力を盗まれて 往生する そう幾つもない階段を
  丁寧に降りていく 16,17,18,19,と数えていった
  山の神様が 遠い方からしょっぱい種を飛ばし
  加 ....
{引用=
鱗はがし


   ぐったりとした坂の両脇

   片付けられたばっかりの ここは小さな店屋さん

   向かいではやけくそなハンマーが突き出た骨を打っていて

    ....
ダヒテ。



ダヒテの発音は砂のようで
ダヒテの腕はいつもきみどりいろな気がする。
 僕の魂は重みにつぶされたりはしない
 青梅線を走る送電線に巻き込まれたりしない
 そうなったら
 ....
土くれの上で
ブクブクと肺をうごかして
息を吸う
息を吐く



それから
しらじらとした空気の中で小さくワルツをする
手はこう、角度はこう、小さく、チラチラと、

       ....
     どこから。


     
     ひやりとしている土の上で生きている梢の揺れる(揺れる)末端に刺さる光、が








        わたしの温い肌に染む ....
ryinxさんの嘉村奈緒さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜、視力- 嘉村奈緒自由詩908-8-28
星を千切る- 嘉村奈緒自由詩16*07-4-23
ダヒテと世界- 嘉村奈緒自由詩2005-2-3
大森林- 嘉村奈緒自由詩13*04-12-29
輪郭だけが残っている- 嘉村奈緒自由詩1004-1-18

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