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今日はしとしとと雨なので
天体観測は中止

傘を持ってこなかったけど
濡れて帰るのは楽しい

口々に喋る子供たち
「ヘビ座、トカゲ座、ミドリガメ座・・・」
ほこりっぽかった道は
黒々 ....
首を傾けたまま
縫い針を
炎で焼いて
縫いました

ひと針
ふた針

み針目で
あなたは目を覚まし

俺の目を縫いとめるのは誰だ

と申します

私は器用に玉結びをした後 ....
新宿駅からの
都庁を目指す道は
緑の多い道
街路樹や植え込みが多い
道沿いのビルにもツツジや何か
ビルの中には流れや滝もある

道の突き当たりは
新宿中央公園
こんもりと盛り上がる緑 ....
部屋の中は蒸し暑い
狭いベランダに出て
物干し竿と手すりを利用し
布を張り
テーブルと椅子を出して
小さいおうちができました

レモンの鉢植え
ホウセンカ
ハナスベリヒユ
あと、分 ....
秋のりんご園では
赤に染まったりんごが
元気にりんりん実っていて

枝は垂れ下がり
重たい実
それに丁度よい枝

葉は光をつかもうと手を伸ばした
あのままの形
その向こうに広がる
 ....
詩において、「死」とはいかなるものなのだろうか。あるいは「生」は?
視聴者を引きつける手段としての「死への恐怖」「死んだらこうなる」というものは、メディアに数多くあり、利用されている。ドラマを盛り上 ....
肌が、
ぶつぶつとつぶやき始めたので
泳ぎに行った海で

クラゲに刺された、
心臓は一言も発しなかったので
メッセージボトルを拾って帰った

家で、
妻は小学生になったばかりの子供た ....
ベストオブにんじん色に選ばれた

「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」

という電話がかかってきたから間違いはない

学校へ行くと友達が
 ....
はじまりはとても静かであたたかで目を開けた赤子は咲く花花を見ゆ
るるるると蛙の鳴き声が聴こえてきた青い田園を目を細め眺めるそふ

なんども口づけを交わす祭りの夜の恋人達蛍や花火の真上で黙るつき
 ....
幼い頃からいつも一緒でした

わたしとあなたは

いつしか

あなたの右の指に花が咲くようになり
わたしの左の頬に花が咲くようになり

わたしたちは
その花を愛でたり食べたりするよ ....
  
         火 を見れば体の中でスパークする
        光 と色と微かな音が変化し変化する
         恐 れと喜びと懐かしさと新しさが
           現 れて ....
       
      と君は
     言いかけて
    黙ってしまった
   桜の花びらが散って
  一枚が肩に落ちたんだね
  手に取って真近に見たら
  とても薄くて白くて ....
      海原に月がひとつ満ちていた
     波は立ち上がっては落ちていく
    暖かい夜なので淋しい予感はない
   浜辺に置いてある椅子は日に焼けて
  幼い頃の君はそこに立って遠く ....
       さあ勇気を出して飛んでごらん
      怖がらないでいいその腕は翼だ
     君は忘れてしまったのだろうが
     かつてその両腕を繰って大空を
     自由に飛んだじゃ ....
ゆっくりと雪は溶けていくのだから
膝を抱えて待っていればいいんだよ
君のこぼした涙は墨の味がしたんだ
あの黒い雨のような黒い枝のような
君は何か悲しかったんだろうか心が
だから涙を沢山沢山こ ....
したたるような緑の森
きこりは不在
白雪姫のための小道
草に覆われ見えない

眠り続ける白雪姫
かたわらにりんご
そっとスカートをめくり
黒いガーターベルトとストッキング召しませ

 ....
彼女が好きなそのカフェにはいつも
雨が降っていた

店内はびしょびしょで
暑くて
植物が生い茂り
肉厚な緑の葉の上で
色とりどりのカエルが跳ねた

極彩色の鳥達が
テーブルの下で睦 ....
雨ばかり降るこの町では
カーテンはいらない

孤独に悩んだら
さっさと一人で太ってゆけ

緑のソファーは
お尻の形にくぼんでいる

テーブルクロス
は少女のペチコートだったものだ
 ....
わたしはかもめ
白くてきれい

いやどうみてもあなたは
夜から生まれた
からす

夜からなら
よだか

真昼の
まひわ

朝と昼で
あひる

うっすら暮れて
うずら
 ....
り                              束
飾     アクテシオン                   花
羽                              の ....
まんっまるの満月だ


夜でもあったかいもう

はある

あはは

さくら
あっちのお山の
桜は咲いたかな
ちらほら
ぶわあって
ねえ
ねえねえ
さあねえ

海 ....
諦めた?
かたどった?    ?
                           ?
君が姿見を見た?
                   ?
青みがかった?
白く透き通った?
 ....
まずはじめにおことわりですが、特定の人を責めたいわけでは決してありません。

土星の輪ゴムを手首にし君の買う葱特売の嘘嘘嘘(私 作)

土星の輪ゴムを手首にし君の買う嘘特売の葱葱葱(Pさん 作 ....
ああごめんなさい
あたくしといたしましたことが
ひどくうろこむしてしまい
大変お見苦しゅうございましょう

うなじのあたりから
せなかまでがもう
ひどくうろこむしてしまい
はがしても、 ....
いつからか
巨大な目/まばたきをしない目が
わたしをじっと見る

青い/緑の目をしたきれいな雌鹿
自分を巡って戦う牡鹿を
じっと見る
興味深そうに/興味がなさそうに

丘の上にある一 ....
 今日もロボットは、パソコンの前に座り、スパムメールを送り続ける。
休みなく、こつこつと、プログラムされた通りに、適当な言葉をくっつけて、色々な国や人にメールを送る。

「主人が出張がちでとても ....
瑠璃、瑠璃、瑠璃、瑠璃、
瑠璃色の

海、海、海、海
海の下

珊瑚はお手手をいっぱいに広げていたい
広げてお日様を集めていた
お日様を集めて花嫁の衣装に

花嫁さま
しずしずと ....
蜂蜜のような青さで、と誰かが言ったので何となく納得した。最近は何となく納得することが多い。空は蜂蜜のような青さでとろりとろりと甘いもの好きな子供たちを誘うのだそうだ。それから耳。耳たぶが際限なく広がっ .... 愛のような色の
薔薇の花束

無造作に置かれ(無造作なキス)
散る(唇)
花びら(の味)



月光の針
が刺す

がそれは
暖かい
いや
寒い

ダウンする

 ....
昼下がり
雲がぼやぼや流れている

ハラピンが道を歩いてきた
ぼーとしながらふらふらしている
俺を見ると
ダッシュでやってきた

汗でふにゃふにゃした原稿用紙を押し付けてきた

読 ....
たりぽん(大理 奔)さんのふるるさんおすすめリスト(166)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨なので- ふるる自由詩10*07-6-10
望み- ふるる自由詩11*07-6-8
新宿駅からの- ふるる自由詩13*07-6-5
ベランダ- ふるる自由詩11*07-6-1
りんご園- ふるる自由詩12*07-5-31
岡部淳太郎「迷子_その他の道」に寄せて- ふるる散文(批評 ...10*07-5-24
肌が・・・・- ふるる自由詩607-5-16
ベストオブにんじん色- ふるる自由詩24*07-4-28
春夏秋冬- ふるる自由詩19*07-4-12
- ふるる自由詩20*07-4-3
火は- ふるる自由詩907-3-25
沈黙- ふるる自由詩16*07-3-24
海を- ふるる自由詩13*07-3-23
- ふるる自由詩10*07-3-22
待っていた- ふるる自由詩17*07-3-22
黒いガーターベルトとストッキング- ふるる自由詩9*07-3-17
赤道カフェ- ふるる自由詩16*07-3-13
家具について- ふるる自由詩10*07-3-10
かもめ- ふるる自由詩9*07-3-10
サウストローム- ふるる自由詩14*07-3-9
兎と桜と満月と- ふるる自由詩15*07-3-6
クエスチョン- ふるる自由詩8*07-3-3
普通に「嫌です」って言えばよかった- ふるる散文(批評 ...9*07-2-28
ひどくうろこむして- ふるる自由詩31*07-2-13
- ふるる自由詩17+*07-2-8
メールロボの幸福- ふるる散文(批評 ...12*07-2-2
花嫁さま- ふるる自由詩18*07-1-25
白い大きな樹- ふるる自由詩18*07-1-21
トーンダウン- ふるる自由詩8*07-1-18
雲はぼやぼや- ふるる自由詩14+*07-1-16

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