すべてのおすすめ
イタドリ
への呼び掛け
イタドリ
からの応答
脳内に再現を試みる
すると現れる
囚われる
熟語
観念
の
繁茂
群生
侵攻
旺盛な生命力
厄介者
文字を消去して ....
柔らかな薄桃色の掛布団
夕暮れの雲に覆われた空
真っ白なシーツをふわりとまとう敷布団
おやすみなさい
積み上げられた徒労を包み
疲れた笑いを
しずかにほどいて
瞼を透かす朝のことなど
....
あらかじめ赦された裏切りを
ゆるせなかったのは私
錠前を下ろされたドアの内側に
想いを閉じ込め
潜り抜けて
羽化する幼虫を
みんな潰し
化石するサナギのうたを
うたった
....
雲に穿たれた節穴から
ちょうどこっちを覗いた太陽と目があった
日没まで15分
氷点下11度
重さのない雪の結晶を
ふわふわ被った針葉樹の列
灯油ストーブの炎を背に
揺り椅子に座り ....
運命のように
そこへ落ちた種だったのか
それとも意志だったのか
雨の晴れ間
煉瓦の隙間に芽吹いた健気な
目立たない草を抜く
弱い日差しの下
幼い命を選別する
神のごとく
悪の ....
僕たちは食べ物もお金もなく
日が暮れてから兄ちゃんと
母さんを迎えに
町はずれの工場まで
来たけれど
いくつも並んだ古い四角い建物はすでに人の気配すらなく
黒々とあいた窓はどれも底なし ....
今度こそ
今度こそはと
幾度も脱皮を繰り返してきたはずなのに
サナギの姿で
また冬を迎え
その時はいつ来るのでしょう
次の春が来たらでしょうか
春はいつ
春が来たとて
やっぱりサナギ ....
腰まで雪に埋まり
全身で空を指す暗緑色の矢印
風に翻弄されないしなやかな直立
透明を深める濃い青の奥から現れる
最初の星屑に
放射冷却を告知する
耐えているのではないが
嗤 ....
もとこさんのLucyさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
イタドリ
-
Lucy
自由詩
8*
20-4-21
空を突き刺す魔女の箒のような裸の並木
-
Lucy
自由詩
8*
20-2-19
予言
-
Lucy
自由詩
5+*
19-11-15
夕暮れまで
-
Lucy
自由詩
7*
19-4-14
どこかから飛んできた
-
Lucy
自由詩
9*
18-7-13
ジョルジュ・ルオー_「郊外のキリスト」
-
Lucy
自由詩
9*
18-6-20
サナギのうた_―エリック・カール「はらぺこあおむし」に寄せて ...
-
Lucy
自由詩
5*
18-2-22
明日の予想最高気温は氷点下六度でしょう
-
Lucy
自由詩
9*
18-2-13
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する