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1.ジャンク・フード・メモリ


冷蔵庫にババロアがあるから
と言って仕事に行ったけれど
それが本当のことなのか
過去のことなのか未来のことなのか
わからなくなってしまった

残業を ....
1.蜂蜜

海のむこうの国から
はちみつを買うきみに
くたばれと思っても
しようがないね

トースト

冷めちゃって、

可燃ゴミにて
代謝する
えいえんに腐らない日々 ....
1.春霞

まだ見ぬ窓は
美しいだけで意味を含まない
詩集のようでした
干からびた紅茶のつじつまが合うころ
存在はただ
うすぼんやりとした夕暮れをむかえ
ときに遠ざけたいほど臭かっ ....
1.invisible daughter

むきだしのいちじく
きみと呼ぶには
おこがましいほど
きみだった

季節は排水とともに流れる
今月もありがとうございました



2 ....
母は、
なまえはつけないほうがいいよ
と冷蔵庫にむかって
言いつづけた

寝ているときは
ずっと怒っている
車をひっくり返し
おとこを犯し
ベランダに放火し
エレベータ ....
夜、おしっこに起きたときの
ベランダの外に広がるたぷたぷと波打つ闇や
満員電車でとなりあう
湿った背広のすえた臭いなど

そういうものを
とん、とん、とん、と踏んで

住宅街を俯瞰し
 ....
タオルさんの平井容子さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
産み辺のカルマ- 平井容子自由詩923-12-13
ひとところにわたしのための愛をあつめる- 平井容子自由詩621-2-8
春、立つ- 平井容子自由詩721-2-2
涙ヶ丘- 平井容子自由詩220-9-22
コンデンス- 平井容子自由詩820-9-16
もう怖くなくなった- 平井容子自由詩816-4-23

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