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馴れ馴れしく話しかけてきた空が
ぼくに飽きて離れたことに安心していた。

ひとりになったぼくは、青い朝が街にひっそりと
カーテンを少しだけあける頃、急に毛布が恋しくなる。
だけれども、冷たく ....
満月が夜にふんわりと浮かんでいる。
それは、輝いているというより
黒く塗りつぶされたキャンバスに一点、塗りつぶされていないところがあるような、そんな空白に見える。

世界の明るさから逃げて、夜 ....
紫と茜が交じる時間帯、ぽつりと街灯がひとつ灯った。
誰も通らないような道に、ひっそりと光が現れる。
それをぼくはみつけ、煙草が吸いたくなった。
遠慮がちにそれに近づいてぼくもひとつ、煙草に火をつ ....
夏は嫌いだ。
だから死ぬなら、突き抜けた青い空がどこまでも続く夏の日がいい。
死に方はなんだっていい。じぶんで自ら命を絶とうが、誰かに命を奪われようが。
だけど、死ぬ場所は室内がいい。
窓に四 ....
秋葉竹さんの言狐さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 言狐自由詩119-10-3
空白- 言狐自由詩318-11-24
街灯- 言狐自由詩118-9-17
ぼくの終わる日- 言狐自由詩318-9-16

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