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ゆっくりと 歩くスピードを
なだらかにしていく
都合よく転校したきみが
どこかでごろごろしているのかな
大きなたんこぶの上を痛がりながら進んで
元気いっぱいの掛け声から逃げている
爽やかな ....
ばしゃあ ばしゃ ばしゃあ
そのシャッターはまるで、曇天の最中行われた花火の爆音に警鐘を鳴らす、鳥のわななきの様であった。さしずめ私を刺すフラッシュは、小鳥が花火を怯え、何者かかと照らす行為に等 ....
じー と
じー まるで じーっ
外をみているかのように佇むオレは
じー と じっとしている
まだまだ むげん えいえん その他 かみしめる
あ ぁあー ここはどこか
なんてきかれたら そり ....
どこかへ 笑われながら消えたきみ
駅の濁流に疲弊しても
兼六園の水鏡で耳を洗っても
みんなに追われて逃げ惑っても
晴天を仰げば まだ醒めない
秋風にささくれを刺激されながら
自我の花びらを ....
飛び立った優しさが
稲の純朴を運んで
新しい命を与えるだろう
黒く染まった鼻の中に
はるばるやってきた光沢を
感じるのはなんでだろうな
あなたは
マネーゲームからは置き去りの
爪の ....
寝っころがってばらまけて
害虫に食べられて
とびでたら小さな背中
道でふまれた
ふわふわ浮かんで
どこへゆくのわたげ
命をそまつにしないで
戦わなくていい
きれいな手のまま大好きな ....
夏祭りの余韻で惚けた空 雲が
ゆっくり流れ来る
おねんねしだす家々
空気を読む涼風は熱を除かず
手花火静か 照らされし君の頬を
にきびを
ちょっとみ
2車両ほどしかない田舎電鉄の呼吸 ....
ギィ 流されるままに間違った舟
白い半紙を行く
長い髪に 長い髪が絡まる
黒い魚がぷかぷか浮かぶ
白色の部屋 隅に果物とか花 窓の外に桜
なまっ白いカーテンの隙間から
はみ出すどす黒い ....
〈
私は詩人ではない。
詩人としての体位に既に私はない。
あの時
ある一葉の詩を見て、詩を書き重ねて、重ねては消して、そしてやっと見つけたある意味での「答え」をネットの詩投稿掲示板 ....