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血の滲んだ跡が
愛おしくて
頬に押し当てたまま
夜が明けるまで
このままでいよう

舐めるでもなく
拭うでもなく
頬ずりして
頬ずりして
一晩を明かす

なんでもない
大した ....
干からびてしまいたい

気持ちのはけ口を見つけられないまま
縁石の上を這いつくばって
微かに歩を進めるカタツムリに
塩をかけてやろうかと
想像だけで止めておいた

そもそも野外で塩なん ....
清花さんの坂本瞳子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
血一滴- 坂本瞳子自由詩7*17-6-6
蝸牛は干からびて行く- 坂本瞳子自由詩1*17-6-4

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