すべてのおすすめ
想うのは初冬のこども暗くとも帰れずにいる駅のベンチに


秋服のままで真冬を越えた子がうつむき見てる花そして花


星が無いわけではなくて街赤く黄色く白く今日は見えない


{ルビ初 ....
青いってくちにして街は海になる花びら泳ぐ彼方の岸を


まぶた濡らす緑雨は君に降りやまず海の果てに飛ぶ鳥を探す日


永遠に待ちぼうけです目を閉じて探して君の赤い夕焼け


いくたび ....
真夜中に口笛を吹く庭先で 待てど暮らせど 蛇が出ない


鰻食べ梅干食べてみたけれど 山椒のほうがやはり合います


風邪をひき嫁にうつしてしまったが 治ったころにうつし返され


 ....
さよならを告げた記憶はないけれど自転車はもう錆びついていた

お返事を書くか書かぬか迷ってるヤギはいくぶんヒツジに似てる

降り注ぐ光のすべてうけとめるここはあまりに硝子張りです

みなぞ ....
わかってることを皆捨てわかりたい母さんの愛と実家のごはん


産声を一人で聴いたわけもない産んだあなたも聴いてくれたはず


母さんと書くの容易く母さんと会える会いたい会えないたぶん

 ....
理由なら)やわらかにますはにかみにはにかみかえすしかできません

絡まれて絡まるコード差し込んで音楽がなりまた絡まれて

ねえ聞いて、お隣さんが言ってたの、柔らかく刺す春は過去だって

 ....
東京のビルの一つの部屋にある孤独に届く憧憬がある とりあえずはじめましてを向けてみる どこかで会った気がするけれど


角度のある君のおはようございます 僕も負けじと角度をつける


海の果て遠い国からこんにちは 僕は不自由な日本語です
 ....
日常を染める太陽元気いい愛と光が全てを包む

ため息で体の中のものを出すネガティブなもの光に戻る

鍋囲み絶えない会話で盛り上げる部屋暑くする美味しい香り

星々は曇ってあまり見えなくて明 ....
わたしから巣立つかのように飛んでゆく異国が母国の風詠む一羽


地平線までは追えるが海は未だ見たことがない 無事でお帰り


真夜中の満月を背負う白鳥の飛来にわたしの枝は震えて


 ....
引っ越せば気分も変わりリフレッシュ海の青さが心に触る

マンションの明かりを消して夜景見る夜と一体になり星になる

休日の仕事の電話に出たくない平日よりも静かな心

晴れた朝田園風景見て回 ....
優雅なるおのが自虐の洗礼に母性あなたは鏡のごとく

聖典を真夜にひらけば一本のわが少年の髪ユダにありき

さようなら僕のジュラ紀よ骨格の恐竜だけが透明だった

一本の濃きまみどりの樹と生れ ....
ミミミみどりのゆめがみみたぶに1ミリきしませてはよるのひるね


あるいちにちがおちるころなきました海辺できみを引用しながら


たよりなく気まぐれな手紙がとどく誘惑してってきれ ....
どうしても選べないみどりいろの服着ている彼女どこか優って


雨の夜あしたを想う想い過ぎまたキッチンで珈琲点てる


部屋のなかまで連れてきてる自転車は世界で一つの自転車だから


 ....
かりかりと ペン先の音 こだまする
           詩歌を紡ぐ 私は生きる
約束と手帳の枠をはみだした歩み孤独の文字は不揃い


千鳥足で本をかすめて籠る部屋 百五ページの夜に呑まれる


右側を愛し左側を憎む鋏いつもの切れ味はなく


吐瀉物の薫り ....
雑誌捲り冬から春になる内容桜並木の特集を読む

石が持つ豊かなパワー受け入れる肉体の悪い部分を癒やす

寒い時ミルクティー飲み温まる春深まっても朝晩寒い

次々と開花させてる能力は人間誰し ....
声でなく君の姿が欲しい日に空の十五夜指で突き刺す

ギター弾くピアノも奏でるその指が昨日を歌う夜の顔して

約束の指切りよりも正直な顔をしてると指差すあなた

その指が何本あるか数えてない ....
minomiさんの短歌おすすめリスト(18)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「サボテン」_七首- もっぷ短歌317-8-2
飛ぶ鳥を探す日- 石瀬琳々短歌14*16-11-21
迷信遊び- 小林螢太短歌2*16-11-15
さよなら、自転車- そらの珊 ...短歌11*16-11-14
無題三首- もっぷ短歌416-11-5
からみかる(十首連作)- はて短歌4*16-11-4
雪降る里_*- もっぷ短歌316-11-1
挨拶- 水城歩短歌516-10-31
天気図- 夏川ゆう短歌116-10-25
Like_a_Poetic_Tree_(2016.10.16 ...- もっぷ短歌216-10-16
田園風景- 夏川ゆう短歌116-10-11
空は見ている- 白島真短歌5*16-9-28
よるのひるね- 阿ト理恵短歌2*16-9-27
かおるのおと_(五首)- もっぷ短歌516-9-25
インジウム- ひびき ...短歌116-9-22
痙攣- 深水遊脚短歌3*16-9-21
開花- 夏川ゆう短歌116-9-20
- 為平 澪短歌416-9-17

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