大きく息を吸って
止める
止めたまま
しばらく
まだ
止めたまま
我慢ではなく
痩せ我慢ではなく
自分を試すのではなく
限界を知るためでもなく
まだまだ
もう少し
止めといて
 ....
 西の空に希望を背負った夕日が消えてゆく。
 黄昏た公園で私は老人を見た。
 ベンチに腰掛け自分の両手を見つめている。
 その時初めて私にも皺だらけの掌があることに気が付いた。
 
 深 ....
水色の胴体

シルバーの網の中の 透明ブルーの羽

36年間 夏を共に過ごしている

この夏も涼しい風を送ってくれる

やさしい風

冷たい風

なぜか温かく感じる涼風
 ....
真剣に生きすぎていた

それが他人を傷つけたりもした

どうせ無名なまま死んでいくのに

そんなに頑張らなくてもいいではないか


意味などなくても

だらだらと意思もなく

 ....
「ばぁばはけっこんしたの?」
「したよじぃじと」

「じぃじのことすきになったの?」
「好きでも嫌いでもなかったのよ」

「どうしてけっこんしたの?」
「皆が決めたの
そういう時代だっ ....
ホカチャンさんのおすすめリスト(35)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
息を- 坂本瞳子自由詩2*16-8-21
黄昏時の老人- ヒヤシン ...自由詩8*16-8-10
扇風機- 佐白光自由詩2*16-7-16
意思もなく- 吉岡ペペ ...自由詩216-7-13
祖母の結婚- しょだま ...自由詩616-7-2

Home 戻る 最新へ
1 2