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壊れた
あるいは
壊した季節
散らばる破片を
君は今は
振りむかずともよい

君が遠くを歩いているあいだに
それをそっと
継ぎ合わす手がある
月と星の光を熔いたもので
ひとつひと ....
青い闇の中に
うすく光って浮かぶのは
吊された
右半身だけの
白いレースの婚礼衣裳だ

その左半身を
纏って逃げ去った美しい少年は
そのまま白い流星と化したという

そもそもその衣 ....
福岡朔さんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
継ぐ手- 塔野夏子自由詩8*23-11-27
初夜譚- 塔野夏子自由詩3*16-8-17

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