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不登校になってから
しばらくの間、
洗濯物を干すことだけが
僕に与えられた役割で
ベランダだけが
世界との接触点だった

その頃、住んでいたのは
閑静な住宅地の古い一軒家
とはいえ借 ....
   「何回だって言うよ、世界は美しいよ」
             (羊文学「光るとき」)

九月、未明の町は
ひんやりとして
青いベールに覆われている

ずっと乗っていなかった
自 ....
とても土のにおいがする花壇で
先生は苦しそうな顔できれいごとを並べていた
お母さんは泣いてた
僕はまだ小学生で
マリーゴールドを眺めながら
図鑑で見た
花の構造を思い出していた
茎、がく ....
福岡朔さんの九十九空間さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ベランダ- 九十九空 ...自由詩524-9-13
まだ眠っているきみへ- 九十九空 ...自由詩424-9-12
不登校- 九十九空 ...自由詩1224-9-10

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