世界の捻れに飲み込まれ
自分、というものの
姿が見えない
見えないものから見る目
は意識の底から浮かぶ
隙間だ

見える世界は何気ない日常
の動き、人々の忙しなく歩く
足元止まらず続 ....
III. You shall love your neighbor as yourself.


第Ⅲ章のタイトルは、LEVITICUS 19.18 "you shall love  ....
 天色の布は肌を擦れ
 脈を織り重ねる
 隔てるものなく
 鼻を満たす空気とともに
 その痕を辿れたなら

 風はなにも伝えず
 網膜に縛られた{ルビ像=かたち}の
 遠近のみを明 ....
カーテンの素地に
触れた続き
何もない、そのことが
掌ならば
光を集めることもまた
陰影の音先
初春のプラットホームに
ブランコが停留している
午睡する胸ポケットで
凪いだ海 ....
あかつき
から
あけぼの

まばらな人影
だんだん増えて
明るい方へ
早足になっていく

波音に寒さが増す海岸
分厚い雲に残念がる声
それでもじっと待つ

諦めて帰る人の空気 ....
転がしながら、
口のなかで潰れた名前を
ことばとしてならべる
 
牙が欠けるほど
名前をぶつけたあと
世界は聞かなかったふりをする
その沈黙へ
推奨されないことばを置く
 
水を吸 ....
部屋を開けると

煮しめの匂い

ああ、そうだ

私が作ったんだ

この齢にして

初めて作る御節料理

母を真似て

視線が交わせづらくても

何をしていたかは
 ....
夜のベランダで、壊れたオルゴールを聴くのが好き
冷たくて指先の感覚が無くなっていくのが好き
煙草も好きだけどシャボン玉は本当に好き
上手く飛ばず落ちていくのが好き
乾ききっていない洗濯物に雨が ....
ああ
静かに狂う


ありがとう
さようなら
遠く
どこかのここで
手をふる
失われた
ほほえみは
よみがえり
風は
光る
どこかのここで
遠く
さようなら
ありが ....
年末年始の花屋に
たくさんの花が咲いていた

常春の君とは
花のこと

淡色の凛
南天の朱葉

眠りにつけば
香りのメッセージを運ぶ

その瑞々しさを
疑いもなく受け取る
 ....
はらっぱにさいたなびかないみずよりとーく
熟した実がなりヒヨドリがついばんでいるを

メトロノームに穴があいたようなそら
菜にかえれば

かじかむほど
とおく
帰省した池のほとりで
生き残ったツリーが光ってる
小石を拾って投げてみる
魚たちごめんね
横断歩道で停車すると深々とお辞儀される
私も誰かにありがとうって言いたい
母と妹は海外旅行。寝 ....
{引用=

もうひとつ
ゆく年の
節をみつめる時


執着する思い出を
きれいさっぱりと
忘れ物にならないように
つぎにつながることも
ありませんように
今年を詰めていく 
 ....
イメージは白く煙りながら無花果の形の眼鏡を作り、その中に少年の夢のような不規則な輪郭がフォルムを作る。水が無限に割れて薄い紫色になって地上を濡らし、そこへ白い筋肉を持つ、裸の足が触れていく。イメージは .... 枯れた枝をゆする風が 
夢を失くした鉛色の砂を運ぶ
砂は吹き溜まりに積もり
赤いガラスの粒が、 
虫の死骸や 
いつかの木の実、 
藁、
埃や毛玉とともに絡まる 

やがて畦道を転が ....
声がする

オレンジ色を帯びた
ベージュの声がする

まだ微睡みが
解け切らないまま

声を返す

ライム色を帯びた
グレーの声を返す

一日が動き出す
声が始まる
 ....
II. You do not know what you are asking.


第Ⅱ章のタイトルは、MATTHEW 20.22 "You do not know what y ....
神様の絵筆からこぼれ落ちた

茜色にあやされて

泣きそうになるのを

子供らしい頬のあどけなさに

家路に背を向けたことなかった

鳥の立つ空を見上げながら

本当は自力で
 ....
体を洗うのに
ずっと使っている
赤箱の石鹸

気づけばストック切れ
急遽ドラッグストアへ

棚には青箱ばかりで
赤はない

二軒目で
ようやく見つかる

当たり前にあると思う ....
小学生のとき
教室でモンシロ蝶の幼虫を育てていた
クラスメイト全員に与えられた
翡翠色のいもむし

そっと指の腹で撫で
キャベツの葉をあげ
毎日見守っていた

やがて蝶になるはずのそ ....
耳が痛むほどの静けさの中
なんにもないことを
風景や、音階の隙間に
みようとしてた
きこうとしてた

和音が
一通だけ届き
雨に流され
みわたすかぎり
一つのポスト

ミレドが ....
傾きかけた夕日に
静かに染められていく放課後の教室
たわむれあそぶ影法師たち
その風景からひとりひとりを
輪郭にそって丁寧にきりとり
ノートに貼り付けていく

ふるえる手で
間隔が
 ....
{引用=消え去るゆめのなか
目に映る光景、
そこは蒼い浜辺であるといい
空には鳥の飛ぶ影が見える

遠くの波間のだれもいない
だれもしらない場所で、
アルコールの瓶を片手に
空を見上げ ....
刀鍛冶職人が、納得出来る刀を研ぐまでの年数
一本につき、約十年
ネトウヨが、その悪意を吐き散らすまでの秒数
一文字につき、約0.1秒
花火職人が、世界に喜びを届ける作品を完成させるまでの日数
 ....
三丁目二番六号付近の路上に林檎を置いた
いつか君と出会うための魔術だ

御堂筋を渡る、四丁目のあちこちに足跡を残す

南船場四丁目をさらに巡回する

反復は呪われた想いだ
破れた地図の ....
この詩は、題名のみならず、その形式や文体も、また、この詩に引用された詩句のうち、そのいくつかのものも、西脇順三郎によって訳された、T・S・エリオットの『荒地』に依拠して制作されたものである。西脇訳の『 .... ひつじの群れが
机の上を横断する
通過するまで
宿題は中断
頬杖をついた鼻の先を
ひつじたちは通り過ぎていく
一番端の崖の所まで到着すると
窓から空へと向かい
雲の群れになった ....
 今君は輝いている
 僕の目の前で
 駆け寄ってくる姿が眩しくて
 抱き留められない
 夕日が西に傾いて行く
 逆光を背にして
 走り去る君の姿が
 幻と気づくまでには
 あと何日 ....
繋がってる 繋がってる 場面と場面が、繋がっている  
一つの映画の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる 朝と昼と夜が、繋がっている 
一日の風景の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる ....
母さん

私は誰ですか
昨日はもう弔いました
それでも自分がわかりません


若い桜の樹ばかりの町
そこで私は生きています

信じられますか
そこで私は生きています
信じられま ....
本田憲嵩さんのおすすめリスト(2681)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
次元断層から- 伊藤透雪自由詩226-1-1
Notes_on_The_Wasteless_Land._Ⅲ- 田中宏輔 ...自由詩626-1-1
襟元- TERU MORITA自由詩4*26-1-1
初春- たもつ自由詩626-1-1
初日の出- 自由詩726-1-1
水色の花- atsuchan69自由詩12+*26-1-1
煮しめの匂い- 花野誉自由詩8*25-12-31
嫌い- 印あかり自由詩525-12-31
静かに狂う_私_※(音楽付き)- こしごえ自由詩6*25-12-29
常春の君- 朝焼彩茜 ...自由詩425-12-29
ふゆがすみ- wc自由詩10*25-12-29
遠くに見える星はたぶん車のヘッドライト- mizunomadoka自由詩625-12-28
boxing- 月乃 猫自由詩14*25-12-28
透明な少年の記録写真- 牛坂夏輝自由詩9*25-12-28
つち色のうた- atsuchan69自由詩15*25-12-27
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Notes_on_The_Wasteless_Land.Ⅱ- 田中宏輔 ...自由詩1525-12-25
屋根の下__青風- エヴァル ...自由詩1125-12-25
赤箱を探して- 花野誉自由詩15*25-12-24
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Notes_on_the_Wasteless_Land.Ⅰ- 田中宏輔 ...自由詩1425-12-18
ひつじ雲- たもつ自由詩725-12-18
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全部GO!- 鏡ミラー ...自由詩8*25-12-17
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