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東の空に陽が昇り
小鳥が鳴き騒ぐという
小さな物語を知ったとき
「鳥の朝」という意味が生まれ……

中天に陽があって
猫が居眠りをするいう
呑気な物語を知ったとき
「眠る猫」という意味 ....
猫は嘘を知らない
犬だって知らない
なぜならば
彼らには物語がないから

あるがままよりももっと狭く小さい
生きていく大切さだけを知っている
そのことが美しい
けれど悲しい

彼ら ....
風が吹いた
風の音
どうして聞こえるのだろう
声がした

誰かが泣いているのか

物語は生み出され
事象は表され
そして言葉は過ぎるもの

どうして物語はこんなにも長くなってし ....
夢でしか会えないひとが
夢の中でいつもの場所にいて
そこであたりまえのように
暮らしていた

秋の夜の眠り際に
夢であることを知ってしまった
詩は料理に似ているか
自分の食べたい好みでもあり
食べさせたい人へと味を寄せていく
味という共感を持って
食欲という本能に寄り添うこと
それは
詩情という共感を持って
在りようという抗え ....
梔子の花は枯れず
ただ一輪として朽ちず
果てしなく昇る夏雲の白さを
その面に留めて

漣は凪がず
ただ一波として静まらず
絶え間ない青い流れにいつか
遠く帰るために

空は果てず
 ....
はるの海が



すべてを呑み込んだ日
わたしは目眩でしかなかった
はるの苦さというにはあまりにも
多くの命が失われた日

応えぬ名
帰らぬ瞳
待ち続けた背中

遠ざかってい ....
ひだかたけしさんのにつきさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日々の連続性は物語の形をとって意味となる(おさなごへの答え)- につき自由詩8*20-10-10
猫と犬の物語- につき自由詩2*20-10-9
雨と風の物語- につき自由詩3*20-10-9
夢の場所- につき自由詩7*20-10-9
詩は料理に似ているか- につき自由詩1*20-10-6
梔子の花は枯れず- につき自由詩4*20-10-6
空白- につき自由詩4*18-3-11

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