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熱に浮かされて
ひとりで居る間
私たちの上空を
留めていた骨が
溶けだし
また骨に
戻るまでの
湿度を保つ
鳴りだす私を/連れ戻す
架空のお前の声が聞えて
....
気づいたら痣のような夜が太腿
にできていた。傷口からは海が
滴ってしまうので、私は鰓呼吸
をしなければならなかった、吐
き気を感じてシンクへ、喉の奥
からこみ上げてくる熔岩と陣痛。
それか ....
日常から
肌、離陸して
死を忘れている一瞬
匂い立つ樹木
おろかなのは おそろしいが
みじめではない
たぶん
半分まで橋を渡って
そこで橋がとぎれていることに気づく
雨さえ降らな ....
雨によって遠ざかる季節を
窓から見やりながら
沈黙の岸辺に
漁火が
祈りのように あかあかと
あかあかと燃える
わたしの骨の一つ一つが
谺して
幸運なわたしたちのために
浸された ....
ひだかたけしさんの伊藤 大樹さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
五月には枯れる花
-
伊藤 大 ...
自由詩
3
17-10-13
3.18
-
伊藤 大 ...
自由詩
5
17-3-18
わたしたちの庭
-
伊藤 大 ...
自由詩
3
17-1-14
浸されたピアノ
-
伊藤 大 ...
自由詩
4
16-12-27
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