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風に叱られた旅人が
背を向けた空は
どこまでも追いかけてくる遠ざかる空
色の無い窓めがけて
覗くように聴こえてきた音と音と音と、
その音達の、遠き想い出
いつしか、
ひっ ....
僕の前で、夜が眠っている
永遠にどこまでも続きそうな橋の真ん中に
巨体をぐっすりと横たえたまま
乗客が僕だけの列車は先に進むことができず
夜の鼾のような発車のベルが響くなかに停 ....
季節はいつの間にか
窓の景色として生まれて来る
わたしは、
季節を食べることもできる
触れることもできるし
ときには、憎むことさえできるのに
馬車のように疾走る季節を
掴ま ....
*
{ルビ黝=くろず}んだ緑色の風景が{ルビ錆=さ}びてゆく
流れる光の寂しい{ルビ故郷=ふるさと}の未来は
今だけ{ルビ微=かす}かにほんのりと盛り上がって
けれども
断えず推移し ....
*
果てしない一群の墓標が
ここに夢を綴じている
今、私に見つめられたそれらも
かつては何かを、彼ら自身が見つめていただろう
たった二つの
魂のかけらめいた瞳の ....
何モ言ワナイデイルわけでもないのに
アナタはまだ聞き慣れてもクレナイ
ヤサしくてヤワらかくて
包まれて火傷する
陽射しのような眼が照らす
ワタシの奥の冬を
イマを失った ....
静かに激しく揺れる夜の詩人よ
なぜこんなにも闇を否定するのか
私の中の
この何かが
凍りつくこともゆるさずに
『九月四日。まるっと』
(作詩 ハァモニィベル / 原作 渚鳥)
この机の足下に
私の工作用の材料が入ったカゴが一個 ある。
それは 一人の人間の訪れ ....
.
伝言:〈先に、宇宙に居ます〉
2つの宇宙が語り合っている
互いの法則を探り合っている
何処までも飛びつづける
卵のような艇内に閉じ籠められて
一輪の華
がお互いに咲いて ....
*
背を向けて一人の男が寝ている。
一言の口も利かず、黙って、
かなり前から ずつと、
長い ながい時間
心はうたっているのかも知れない
新しい悲しみを
そして
南極 ....
エスカリエの沈黙・試論
、林檎を齧りながら
本を読んで いました。
そして、静かに、
手を伸ばせば取れるほど
真近かに
林檎は
赤く光って いました。
今 ....
*
黒い三日月
ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。
ぼくの心さ
Ho!Ho!Ho!
胃袋を吐く
....
『 風 車 』
寂しい路の傍に、忘れられた
{ルビ風車=かざぐるま}売りの 荷台が一つ
ポツンと、あった。
風の強い日
色付きの 沢山の風車が、、
虚しく 激しく、そこ ....
予感は、急角度に侵入する胎児だ
樹々が複雑に伸ばした細い腕の先のほうに留まると、其処で眠る
それがいつ後悔に姿を変えるのか瞬間を見たものはいない
気づいた時にはもう
....
ひだかたけしさんのハァモニィベルさんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
I'_m_from_・・・
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ハァモニ ...
自由詩
4*
19-10-24
果てしなきCrawl
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ハァモニ ...
自由詩
3*
19-6-17
季節ノ詩
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ハァモニ ...
自由詩
13*
19-6-11
まるで愛のように
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ハァモニ ...
自由詩
4*
19-5-3
標
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ハァモニ ...
自由詩
2*
18-12-28
視えない場所へ
-
ハァモニ ...
自由詩
3*
18-11-2
_『蝋燭』
-
ハァモニ ...
自由詩
3*
17-9-22
『九月四日。まるっと』
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ハァモニ ...
自由詩
3*
17-9-22
伝言_〈先に、宇宙に居ます〉
-
ハァモニ ...
自由詩
6*
17-8-13
__未完のソルテ
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ハァモニ ...
自由詩
1*
17-7-15
エスカリエの沈黙・試論
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ハァモニ ...
自由詩
4*
17-1-27
黒い三日月
-
ハァモニ ...
自由詩
2*
17-1-25
『_風_車_』
-
ハァモニ ...
自由詩
2*
17-1-25
_純粋な記憶
-
ハァモニ ...
自由詩
5*
16-9-7
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