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吹き上げられた蜻蛉の、
羽に浮かぶ無数の生命線をなぞる

うつくしい、夜の前の空は脈々と
埃のように舞わせ 焦がしてゆく


 背中に彫った 哀しみの中に

 心臓をひとつ、 ....
白いカーテンの揺れる部屋は
少し黴臭く、湿っぽい
レンタルベットの軋む音の中に
心臓だけになった母親は 小さく呼吸を繰り返していた

はじめて母親の大きな身体が剥がれたのは 小五の夏休みだっ ....
片田舎の単線はこころの隙間を
ゆっくり増やしてゆく時間がある
まるで泥水のなかを泳ぐように
深くヘッドフォンを刺す

信号のない、点滅した街の
壊れたコンクリートの道を
みんなに ....
こたきひろしさんのゆるこさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
邯鄲(かんたん)の枕の側で- ゆるこ自由詩8*20-7-7
母親の変態についての手記- ゆるこ自由詩12*20-6-25
JKだって自殺したい- ゆるこ自由詩9*20-5-28

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