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翻弄されたくないのです。
嵐の夜に
波に飲み込まれた流木は
人の様相を呈していました
唯一の導きである昴さえ
雲に隠れて
あの日花の種は暗く
水底に沈み込み
死んだのでした
溺れ .... 
(言葉の意味を失っても僕たちは生きられるだろうか。)
フォアグラの味を覚えて
肥満鴨の生涯を忘れるみたいに
受け止められない感情を前に
そっと目蓋を閉じる
高級な言葉を奥歯で噛み締め .... 
君は僕を
パーツごと
正しい言葉に分けて
時々、音を付けて歌い
だけどけして
名前を呼んではくれない
悔しくて書いた
「探して」と
ひと言だけ記した手紙
赤いポストの前で
 .... 
{引用=
沢山の色彩に溺れて、姿を見失ってしまった。少女の髪には、虹色のリボンがたなびいていた。(嘘でも好きな色を選べばよかった)と、はにかんで笑った。何と言ってあげればよかったのだろう。
誰 .... 
