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鳥のそばに鳥が降りて

と つぶやく


すると色は
色をやめるのだ
指さえ かなぐり捨ててまで


目は とうの昔に
泡のものだから
灰を踏みしめ 灰を廻る ....
どこまでもきらびやかで
まぶしい灯りの下
見えないものは
どこまでも見えないままでいる


通りすぎる車という車の硝子を
緑色に塗りつぶしている
何をされても
何 ....
雨の光が近づいている
屋根を何かが通りすぎる
動かない空気のなか
かけらが降り
消えてゆく


灰が灰を縫っている
ひとつのなかのふたつの目
花の生まれる瞬を見て ....
菫さんの木立 悟さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(午後のかたち)- 木立 悟自由詩914-9-11
午後と欠視- 木立 悟自由詩414-8-19
ひとつ_辿夜- 木立 悟自由詩514-8-1

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