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青い空
西から東
雲がゆく

干し柿の
甘きとろみに
母想う

眠れない
夜の薬は
十二錠
林檎の樹を眺めきみ何おもふ

ひらけた地より林へあるくふたり

海そのままに日は動かずふたりで居る

樹によりてきみ何おもふ海のおと

われに罪あれば日はそのままに海よ鳴れ

 ....
この雨を人にそむいてわれゆかむ

茫々とときに朗々とひかりをひとりゆかむ

雨に海に身をさらす赦されない身を

海よ空よゆるせよわがこころ人に赦されず

ふたり夜の海見るたましひと ....
私はうたおう哀しみどものわけ捜す

酒にもひとへもいかぬ哀しみをこらえる

おとなりのピアノのおとに酔ってしまうよ

燃える若さもなし智慧を武器にいく

艶やかな妻の髪と鬱屈しているわ ....
青き時宵闇に秋葉溶け込んで

身に染むや孤独の病時経ちて

泣きたくて秋の夜には涙の雨

秋の朝しらじらと明け身震いし

柿の実や生らずになってもう幾年

葡萄の実母の位牌にささげ ....
里芋を好む父のため遠出して

神無月流転流転とただ唱え

秋の{ルビ湖=うみ}今年もまた白鳥は来るのか

悲しみは秋の代名詞とは言えず

銀杏散り舗道は黄色{ルビ一色=ひといろ}にて
 ....
ガマンない人だ 旦那の坊ちゃん気質

半袖で暖房つけてる 旦那を笑うしかない

暖房の次は冷房か いま秋なんだけど

私よりタバコが好きか そんなに好きか

詩人とタバコと浮気して ....
すべての人が免れ得ないのは孤独

バス停のそばに人々が釣りをする沼

だから一人でいる

秋渇き昨日すら忘れた

愛の空虚さよ空虚さこそ愛

秋の宵わたしは響くか
自然とともに 終わりたい

地球人として背筋を伸ばす

歩けなくなるまで 歩かなくなるまで

寂しげな夜風とともにいる

泣かなくっちゃわからないこと その先にあること

忘れ ....
{ルビ露=つゆ}{ルビ露=つゆ}{ルビ露=つゆ}あとは反復

秋は透明で目にみえない

秋は無言で何も聞こえない

秋湿り関係は匂いのなかに

{ルビ紅葉=もみじ}記憶はいまを超えられ ....
ゲームオーバーになる前に 決めなくちゃっっ

食うか食われるかのカンケイ

出し惜しみはしないぜよ

蘇る あの輝いていた記憶

出汁抜きの人生なんて 生きてけないわ

強さと ....
汗ばんじゃうくらい 好き

この愛に 食らいつきたい

どっちそっち あなたが好き

秋への惑い 別れを惜しむ恋人たち

日向ぼっこばっかしてたから 身に染みる悲劇

叫ぼうに ....
風の叫びを きけ

魂からの雄たけびで 一撃

露骨が過ぎる 猫なで声

やってくる秋 去っていく夏

浜辺に行って 貝を集めたい

聞かなくても わかるカンケイ

男転が ....
旦那に愛されている タバコに嫉妬

もうどうにでもなれな わたし

なんでもやり過ぎる わたし

やり過ぎる時あり やらな過ぎる時あり

秋風が心の隙間をとおってく

くだらなくと ....
秋の山は 色とりどり

朝を待ちきれなくて 深夜に起きる

毎朝が新鮮な普通の暮らし

秋の夜長をぬう

鈴虫の声が楽器の音みたい

夏に また来年!と手をふった

恋の季 ....
バツ悪そうに 帰宅した主人

悪魔の みてくれ

曼殊沙華の王冠

秋の味覚がせいぞろい

采配を うけもつ

今年の秋は キミにしびれたい

紅葉に見とれていたら叱られた ....
キンキンに冷えた間柄

いま ふたつ星みつけた

風が鳴る今日

雨の中で 絡み合う体

秋のおでまし

鈴虫が仲良く合唱

実りの秋に愛が生った

ススキの穂みたいな ....
日々 旦那と向き合う

旦那の心が広いから泳ぐ

笑い合える幸せ

幸せをくばって分け合う

何気ない 徳こそ積むべき

蝶々になりたくてバタフライで泳ぐ

絢香になりたく ....
崩れそうな わたしを背負う

涙涙の日も ありえる

干からびるまで 愛して欲しい

愛がいとしい 恋が恋しい

神秘は神秘な ままにする

暴きたいのが 人のさが

結婚 ....
とくに芸能人がスゴイわけでもない

いくら可愛かったってそれはマズイ

不倫にひっかかる真面目な人

どんな美人にも汚点はある

叫ぼうったって叫べない夜だ

芸能人のファンなんて ....
暑さテレビに人格を感じている

扇風機意識の濃度が回っている

瓶ラムネいまここを自分であることを望んでいるつもり

晩夏ふいに目覚めた夜がいちばん澄んだ時間である
酔醒めて軒端に匂ふ春の風 缶チューハイ二本で秋意の顔つくる


式部の実きらいだけれど愛してる


トナカイの隣に座るうちの猫


秋の蝶少女のごとくうずくまる


屋根のない自転車置き場冬支度

 ....
大淀の 桜桜と 待ちきれず

江田の森 一位の赤も 待ちきれず

たらちねは うつむかんでと 言ひ残し

その花も 春待ちきれず 待ちきれず
あの時の夕陽は真っ赤な嘘でした


たんぽぽのきいろい歓声陽の光


青空を雲がいっぴき歩いてく
白鳥の舞い踊る岸雪は降り

神走る跡を追い追い御神渡り(おみわたり)

若菜落ち暗渠に響く人の声
水晶の大海開ける冬の空

柿落ちる音に驚き雀散る

冬日の木漏れ陽に歌う見えぬ鳥

紅葉燃ゆ冬日の暮れ子が遊ぶ

万物に灯りをつけて冬陽沈む
冬陽落ち廃墟の瓦礫で子が遊ぶ

震えながら花の香掬う戻り道

蠢く闇の夜陰しずまる
風一吹き静まる街に冬陽射す

ぽかんとして我一人居る冬陽の底

帰ろうよ声の木霊する冬の暮れ
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
由木名緒美さんの俳句おすすめリスト(63)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
随想- レタス俳句5*23-12-14
自由律2023.11.12.- 田中教平俳句223-11-12
自由律2023.11.10.- 田中教平俳句4*23-11-10
自由律2003.11.08- 田中教平俳句4*23-11-8
つれづれと俳句- おぼろん俳句6*23-11-4
つれづれと俳句- おぼろん俳句5*23-10-31
旦那ちゃん- ルルカ  ...俳句4*23-10-11
秋の暮- かち俳句323-10-7
頼むよ・・・視線上げて?- ルルカ  ...俳句1*23-10-3
忘却- かち俳句323-10-3
檸檬をしぼる- ルルカ  ...俳句2*23-10-3
アッカンベー- ルルカ  ...俳句2*23-10-2
おかしくなる・・・- ルルカ  ...俳句3*23-10-1
いま_この瞬間- ルルカ  ...俳句5*23-9-30
モナリザも青ざめる- ルルカ  ...俳句2*23-9-27
あなたの方が可愛い- ルルカ  ...俳句3*23-9-26
整える- ルルカ  ...俳句4*23-9-25
限度を- ルルカ  ...俳句1*23-9-25
加点方式の逆- ルルカ  ...俳句4*23-9-24
はまってみやがれ- ルルカ  ...俳句3*23-9-23
- かち俳句323-9-15
酔醒めて軒端に匂ふ春の風- 酔横俳句121-2-11
屋根のしたの宇宙4- もっぷ俳句420-11-2
待ちきれず- AB(な ...俳句3*20-1-13
生きる色- 水宮うみ俳句2*19-4-16
神走る- ひだかた ...俳句319-1-2
冬日- ひだかた ...俳句418-12-9
戻り道- ひだかた ...俳句3*18-11-29
冬陽- ひだかた ...俳句518-11-27
無心- ひだかた ...俳句4*18-11-22

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