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年号は覚えやすいねにせんはち年におこった(できごと)ならば



蛙の降る梅雨も終わって空蝉の降る夏の瀬も埋葬されて



上階に行けば行くほど高くなるベランダに立つ柵の高さは

 ....
漫画の登場人物のようには成れないよ彼らにはみんな全員全員全員夢があるから



何かを極めること何かに責任を持つこと僕らには分からない言語を使うこと



どの能力も平均程度にあること ....
まだ何も終わっていない強がれば僕らは夢に飢えてはいない



青白い五月朝方ふりつづくこころの雨と冷たい茶髪



ころがればもうどこまでもころがればじぶんが地球になるよた ....
ヘイ!般若、おまえのしかめっ面に落書きをしていたガキだった頃



浴室に溢れる涙どんだけの悲しい嘘を喰らったのだぃ?



今さっきあんたと会った夢の中?いやいや夢の中ぢ ....
アッラーがなんか言ってる。えーと、明日、ドラクエ買うのに休むんだって


こんな娘じゃないはずだってこんな娘じゃないはずだって結婚をする


昨日、みみが長くて、頭についてて、体の真っ ....
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー



おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから



祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
 ....
ユキミチデハダシニコゴユルアシモトニテツノクサリヲハカセテミタリ

{引用=
ゆき道で裸足に凍ゆる足元に鉄の鎖を履かせてみたり



セマリクルシュウエンヲマエニオシアゲルキンチョウノ ....
瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ



水仙を手折った君の指先が夕陽で赤くて綺麗で恐くて



ぬるいよる鏡の自分と目が合ってさびしそうだねって笑ってあげたの ....
売れるような指ではなくて、マニアックな人がこれいくら?いくら?と聞いてくるだけ


ただそんな彼女を羨んでいたんだよ?「ごめん」でこの世からいなくなるなんて


「似てる」 ....
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ....
{引用=


水底で送受信を繰り返すようなあなたのさびしさが好き



水道水注いだグラスを一度きり鳴らして僕らは夜へと、流れて



満月の灼熱のようなかなしみに入水してゆ ....
酔っ払いは電柱をゴミ以下だと思ってるからあのような愚態が晒せるのです

JUDY AND MARYのマリーとグルになりジュディーを倒す旅に出かける

いじめっ子も学がなくては、「じ…侍り」 ....
防水が付された言葉の鈍角が扉を叩いているのを見ていた


ロシアンティー陶器の縁が欠けていて言葉は絶えて積もる骨の春


精巧なデコイを彫った。単音の別離はかちりと錠を回した。


 ....
あの頃に僕らが描いた王国はシャボンみたいな永遠だった?


PH2のコーラの海できらきらと二人のあぶくが輪廻している


レシートに走り書きした名前なら商品棚にあるよ(誰だっけ?)

 ....
こめかみにあてたガラスのピストルの引き金を君に引いてほしいの


さびしさに湿った獣を飼っている、解かれた鎖、と投げ出した足、


両親の祖父母の曾祖父母の骨でできたリコーダーを吹く小学生 ....
{引用=タイトルが半分くらい省略されてしまった。


日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話をしていると、それが積み重なって、「いつも控えめにだけどよく笑っている、感じのい ....
待ち合わせ場所はどこかの曇り空ばかりが続く駅かバス停



大波が小波を飲み込むように冬 芒ヶ原に消えゆくふたり



砂浜に打ち上げられる夕焼けの淡い波間に拒まれながら
 ....
黒猫が今横切った瞬間を写真に撮った?わからない影



かみさま、と呟く少女少年の描いた絵画に無い色が好き



ヴァイオリン壊したことがあるひとは今すぐ足をあげてください ....
目に見えるものには私が見えている 見えないものに見られていたい



夢の中で君が泣きやまないことを遅刻の言い訳にした月曜日



大吉の籤に埋もれて死んでみる あ なん だやっぱり生 ....
非常識ゆびの動きに旋律す何に喩えておんがくかたる?



飲み込めば海どこまでも海岸す遠い夜空に沈む航海



逆らえばごろっと未完こぼれだす胸の意識の底の明日の


 ....
雨の中ドラムを叩く僕がいてピアノ奏でるきみがいる海



風の無い丘でうたた寝 ねぇここは風の駅かと聞いてくるきみ



ねぇ誰か教えておくれどうすれば僕は靴下を食べずにすむか ....
{引用=美しい涙に沿って目をさがす

               by oldsoup『内部ナイーブ』}



方舟は沈んだきみのゆびも絵も僕のなみだもノアの見る夢



 ....
現代詩フォーラムは{ルビ試薬=クスリ} 日本語を知ってしまった僕らのための




明日からは飼い犬として生きていく これも決して容易くはない




あん時ね、蚊に刺 ....
黒板の日直欄は空っぽでもう聞こえない幼い号令



すみっこでカロリーメイトをかじってる後ろ姿に見覚えがある



段ボール製のアポロの操縦桿左に倒して難破しようよ

 ....
雪に塗れるガキ供も真夏の夢を見ているだけさ ループループループ



彼らは誘蛾灯のようなコンビニの窓硝子に陳列されて寂しい夜を過ごす人種です



夜というものはベッドの上で誰も ....
メメントでクワイエットで今行くよ白い鍵盤飛び越えながら



本当のあなたはピンクレモネードに透ける部分のことだと思う



二次元で暮らしたかっただけなのに知らない人の名前が増え ....
『シッコ』だってゲラゲラおもしろーい訃報を伝える手紙も増える


ロボットだから、といじめ続けていたら死んでしまって学会大騒ぎ


1m50のバーを跳び越えてそのまま自分のベンチに戻る ....
海岸線沿って定規で空を引く色鉛筆で画け得ぬ青




深く深い場所まで熱せられていくオーバーヒート前の打ち水




おしなべて心を乱す約束と雲の行方をだれも知らない

 ....
最上階の、最上階の夏には10000000年前の風と俺


まずはギターだ!それから天真爛漫に踊る妖精と、耳と


風の吹かない日だってあるだろうに、君はバタ足を、強く、あ、蝉、のように夏
 ....
花束を車内いっぱい敷き詰めて水没してゆく春の陽とひと



野の花や少年少女の髪揺れる風泥棒が口笛吹けば



集まればいつしかはなれてしまう春むかしどうきゅうせいと来た海
 ....
こもんさんの短歌おすすめリスト(106)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
第三次短歌大戦- ピッピ短歌808-8-14
死因は五月病- ピッピ短歌608-5-17
青白い五月- 本木はじ ...短歌608-5-6
石を継ぐ者- 本木はじ ...短歌6+*08-4-10
巨人なら絶対勝つと思ってた- ピッピ短歌408-4-6
思春季- 本木はじ ...短歌2208-4-5
ユキグニユキ- 木屋 亞 ...短歌2*08-3-25
青色遊戯- しろいろ短歌1208-3-4
この世はクエスチョン- ピッピ短歌808-2-29
ラララ- しろいろ短歌908-2-25
夜の進水式/車輪- しろいろ短歌11*08-2-16
- ピッピ短歌308-2-16
デコイ- しろいろ短歌4*08-2-10
あたらしいうそ- しろいろ短歌3*08-2-5
あれは春じゃない- しろいろ短歌5*08-2-5
日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話 ...- ピッピ短歌2108-2-1
連綿不在- 本木はじ ...短歌7*08-1-20
ノンフィクシャン- 本木はじ ...短歌508-1-19
中指を立てて待っているのに- ピッピ短歌808-1-13
非常識- 本木はじ ...短歌308-1-9
走り去る電車すべての駅を過ぎ風は- 本木はじ ...短歌608-1-7
Short_peace- 本木はじ ...短歌9*07-12-29
それでも地球はへこんでる奴らを足蹴にして回っている- ピッピ短歌1007-12-17
地球システム- しろいろ短歌17*07-12-4
やっぱり、女の子ですから、ね。- ピッピ短歌207-11-28
短歌を書いていたあの時に見ていたものは確かに青い世界だったん ...- ピッピ短歌1107-11-19
マヨネーズ・シッコ- ピッピ短歌5*07-8-25
凪いでいく、夏の、- 望月 ゆ ...短歌26*07-8-11
夏?嫌いだね。人なんか多いし、みんなどこかおかしい- ピッピ短歌607-8-6
春形見- 本木はじ ...短歌1407-4-7

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