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 慈悲とつれあって深夜のスーパーを歩いた
 あるいは慈愛とつれだって萩の花をばらまいて歩いた
 おれたちにとっての幸運が猫のしっぽであったような、
 あるいは取り残された者たちの最 ....
 とにかくぼくがいこうとしてるのはきみのいない場所
 トム・ヴァーレインにあこがれる女の子のいる場所
 リアルさがぼくをすっかり変えてしまった
 現実の鋭利さ、あるいは極度の譫妄、
 ....
   *

 ブルームーンの流れる河は、あなたのポケットのなか 粉末ジュースを呑みすぎた子供時代のような夜がそっと手をふって花になる朝 韻頭を失った詩がどこまでも誘うからか、スカートが皮膚 ....
 
 不運なほどになにものにもなれないで
 御幸通を歩き、やがて小野浜公園にやって来る、
 老人たちにまじって、
 おれも炊きだしに並ぶ
 それだけの救い

 人身事故みたいな事実の積み ....
 a nuts head plays music and poem

 与えられた奇蹟のなかで互いの不出来を突き合う みながみな見えない軛に支えられて生きるのは テレビジョンの磔刑、そしてイン ....
   *

 《気づくと、おれは腹を押さえながら傘を差して、元町は、裏通りのガード下まで歩いてた。雨が激しかった。血はそれほどでてない。いまならまだ助かるというのにそこらで酒を呑み、最期に残っ ....
 年老いた窓たちはどうにも言葉づかいがわるい 暮れても明けても景色を面罵するかれらにできることがない ヘタな文章のようだ、不運な女のようだ、とてもとてもしてやれることはない 男はじぶんが窓 ....  指を、
 むすんで、
 膝を、
 ひらいて、
 まだ足りないと、
 いやいやをする子供ら
 頭のうえにつくった輪っかに
 映像がひらく
 神になれなかったもののために、
 ....
鵜飼千代子さんの中田満帆さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わが性典- 中田満帆自由詩424-2-16
黒犬の眼球- 中田満帆自由詩823-10-24
裸足になりきれなかった恋歌- 中田満帆自由詩423-6-29
ブルームーンの流れる河- 中田満帆自由詩621-4-1
救い- 中田満帆自由詩421-2-23
詩劇- 中田満帆自由詩521-1-27
カスタマーサービス- 中田満帆散文(批評 ...421-1-20
バス停通り- 中田満帆自由詩520-12-24
永遠を頭上へ- 中田満帆自由詩5*20-12-17

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