あの頃に僕らが描いた王国はシャボンみたいな永遠だった?


PH2のコーラの海できらきらと二人のあぶくが輪廻している


レシートに走り書きした名前なら商品棚にあるよ(誰だっけ?)

 ....
こめかみにあてたガラスのピストルの引き金を君に引いてほしいの


さびしさに湿った獣を飼っている、解かれた鎖、と投げ出した足、


両親の祖父母の曾祖父母の骨でできたリコーダーを吹く小学生 ....
曇る窓、雪、陰る月、つたう指、キス、キス、何かの足音が恐い

クレヨンの白で塗り絵を塗りつぶしひっくり返してどこにゆけるの

落下する教室で身を寄せあってたった二匹の兎だったね

透明なプ ....
廃校の焼却炉にある入口に「大人禁止」と落書きしてみる


前足を失くしたぎこちない夜と散歩しているひとりきりの部屋


ループする16系統降りられずブザーのありかを君はしってる


 ....
{引用=
(透明な感性とやらがほしくってそれは犬とか食べても安全?)




ビー玉が散らばる雪の校庭を裸足で乱そう(見つからないように)



息を吸って吐いて吸って吸って吸っ ....
黒板の日直欄は空っぽでもう聞こえない幼い号令



すみっこでカロリーメイトをかじってる後ろ姿に見覚えがある



段ボール製のアポロの操縦桿左に倒して難破しようよ

 ....
この恋は無色の花火だ
きらきらと焼失してゆけ
plastic piece



終電の流線形の窓の灯を数え切れずに途中下車する



くずかごに名前をちぎって捨てる朝
涙はなんで ....
遠浅の君の背中を泳ぎたい
やさしい舌で湿った方まで


放課後の残照/レモン/青い皮膚/
カーテンの船/影を重ねた


片肺で息をしている猫みたい
爪で傷つけあって笑うの
 ....
廃屋でナイフの肌を重ね合う禁じられたあの遊びをしようよ



抱きとめた夜の重みに喘いでる君の肋骨君の肋骨



Tシャツを着替えるように毎日を無造作にいきて沢山失って


名前 ....
よるのそこ すいぎんにおぼれ キスをした
(どうか、あいしすぎませんように。)


草原に降り立つ迷子のくじら雲
海にも空にも居場所がなかった


青、 青、 青、
過呼吸のような信 ....
七月の海が三日月たべている
平和な孤独をつかんではなして


猫だけに見える景色があるという
二足歩行の失敗例です


席を立とうとしてつま先を踏んづける
また僕 また僕 また僕なん ....
あの夏のサナギの記憶はありますか
(ランドセルに隠した羽根の罪)




「人生が退屈なんだ」とつぶやいた
僕を殴るように 夏が 夏が 




しましまの正義を装填した銃を抱 ....
しろいろ(42)
タイトル カテゴリ Point 日付
あたらしいうそ短歌3*08/2/5 23:00
あれは春じゃない短歌5*08/2/5 8:03
錆びた羽根短歌6*07/12/29 6:09
大人禁止短歌5*07/12/22 0:17
僕達の井戸短歌11*07/12/12 7:26
地球システム短歌17*07/12/4 17:46
地下室の海短歌8*07/12/1 11:08
過呼吸の猫短歌7*07/11/16 9:20
放課後だった短歌10*07/9/19 11:01
匿名ブルーバック短歌7*07/8/3 15:45
七月の海短歌9*07/7/30 22:13
不完全少年短歌8*07/7/20 21:32

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