バドワイザーを飲みながら
後ろから聞こえる無音を流して
ネコを愛でる
彼らは無邪気で無垢で邪念がない
バドワイザーが無くなって
聞こえていたテレビの音も無くなり
ネコは寝た
....
街の光が消えゆく中
ワイングラスに赤ワイン
夏には冷たく、と
冷蔵庫に入っていた。
憧れ続けた東京摩天楼
きみを此処から眺めてみる
ポツポツと消える都会 ....
少しセウユの香りが混じった湿気が、今日のぼくにまとわりつく
辺りは突然コートを脱ぎ捨て
足の指先を見せびらかせながら
ネオンの街を颯爽と舞っている
あ れ ....
書物を読んだ
それはそれは ぼくの言葉では
この拙い言語の引き出しが悔やまれるくらい
静かで激しく吸い込まれる並ぶ言葉であった
ページをタタンデ
改札から向かう家路
毎夜 左上 ....
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