この惑星にはもう僕の手に届かないものがたくさん
今は届いているものも
かつて届いていたものと同じように
僕の手のひらから消えていく
夜中、月明かりの下で潮が満ちては引き
多くの微生物が生まれ ....
朝日が漏れてる 扉の隙間から
雨露で濡れてる 草の葉
ありったけの想いを 声を殺して言う
ありったけの想いを 声を殺して歌う
待ち焦がれていた優しさが 君を包む
静寂の中に感じている 僅かな ....
宇宙の果てにある荒れ地
月明かりが唯一の光
微小な動物達が岩にへばりつき
植物達は地をはう
足場が悪いのでこける
体中に絆創膏と湿布
望んでやって来た土地ではないけれど
牢獄から脱け出し ....
夜の風の中 緑色に光る
俺の幻
誰にも見えず 誰にも気づかれず
見えないものを 手に入れるんだ
奴が追いかける 追いかけている

生きる苦しみを 認めたくない
死にゆくものの 運命をすべ ....
青い闇に消えていく道端に 忘れられた扉がある
雨を避けて階段を下り 遥かな約束の場所へ
詩人が破壊で蘇える 口元にナイフを咥えて
燃える稲妻で焼かれたこの街が 静けさを取り戻すまで

新しい ....
太古の昔から続いていて
これからも続いていく物語
誰が為に鐘は鳴るのか?

科学者は古しえよりその後継者に宿題を課し
核爆弾からDNAまで手に入れた
哲学者は古しえよりその後継者に宿題を課 ....
砂漠の砂が風にまかれて
境界線を越えていく
海に捨てられたゴミが
国境を越えていく
静かに一歩も動くまいとしても
境界線を越えていく
誰にも気付かれまいと身を隠しても
境界線を越えていく ....
想像が体感を越えていく 原子力で混じり気もなく無邪気に

大気を越えて宇宙の隅を突き抜けて

破滅をも乗り越えていく

想像が通ったあとには金の灰が降り、世界は少し様子を変える

見え ....
楽園を捨てて生命を買った
楽園を捨てて祈りを買った
時間が動き出した

楽園を捨ててケガレを買った
楽園を捨ててお金を買った
減り続ける自分自身
無限が嫌になって吐き出してもらったんだ
 ....
桜は散ったけど
想い出は消えない
痛い記憶も甘い記憶も
抱えこんだまま
季節が過ぎていく
夏の葉桜の下で汗をかき
蝉の声に耳をすませ
誰かの視線を感じつつ
愛をやり直し
仕事もやり直 ....
terada takeharu(10)
タイトル カテゴリ Point 日付
君に会いたい自由詩015/3/8 2:10
草の葉自由詩012/5/22 8:54
MOTHERSHIP自由詩312/5/13 0:46
羅生門自由詩112/5/12 22:51
雨に濡れた街角で自由詩212/5/11 21:28
鐘が鳴らない自由詩212/5/9 11:58
越境の果てに自由詩112/4/25 16:01
想像が体感に巡り合うとき自由詩412/4/19 22:46
楽園自由詩312/4/18 18:19
いつか桜は散る自由詩112/4/18 18:03

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