狼と食べたチョコレートは、いやにミルクが多くて甘くて
「お好きですか」とちらりと見やれば、彼の包みはもう空だった

「意外ですね」

「よく言われるよ」

「食べられないかと」

「 ....
きっと恋に落ちてる
ガラス仕立ての赤い靴に、白い白いワンピースを着て
レースの帽子で隠していたい
あなたなんて、きっとまっすぐ見られないから
ただ、「素敵だね」なんて言って欲しくて、
そんな ....
映った陰を追いかけたら、
陰は走って逃げ出して

止まった陰に近付いたら、
陰はそのまま動けなくなった




僕は日差しがまばらにさす階段の下にいて、

金色がかった眩しい ....
昼寝のまどろみの中で、僕は重くなってきたまぶたを少し開けた。

控えめに響いていた足音は不意に立ち止まったけれど、ゆっくりまた歩き出して、やがてそれは僕の目の前でとまった。



 ....
豆椿(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
The wolf gentleman自由詩216/12/22 16:09
Fallin'in,自由詩216/12/14 17:20
invisible,自由詩1+*11/11/7 16:46
daddy,自由詩011/11/3 19:05

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