これより先、辛くても笑顔で やっとの思いで手繰り寄せた夢の先は
端のほうが誰かに齧られて、見当たらなくなっていた

空の青は
つつがなく高く聳えているというのに
少女は手のひらに顔を隠して
仰瞻さえままならない

 ....
黒猫が白猫を舐めるので、
私は白猫の指を舐めます

クリープが凍えてしまうと、決まって
私は 貴方を思い出しては
めそめそと泣きます

貴方の言葉をアレルゲンに
私は泣きます


 ....
桂川精螺(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
標識携帯写真+ ...112/7/10 12:39
仰瞻自由詩312/7/8 12:32
因果律自由詩512/5/26 20:05

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