窓をあけて光をあびながら
手をのばして
選んで
引き剥がして
食卓の方向にほうりなげる

皿もいらない、私の食事
清流のなかの食欲が室内にみち
なまぐさい匂いに木目が視線 ....
おしつぶされて割れたはしばみの実が散乱している野のはてに

まだ泣かない人が立っている


私たちは割れた実を喰うでもなく拾うでもなく
この実の硬さをしりたいと
辺りをみまわ ....
殴ろうとしてあげた右腕をふりおろそうとすると
空気の抵抗にあたるさきからさらさらと砂のようになってかすんでしまった
なくなった利き手に呆然としながら、彼女をみると
殴ろうとしていた先の左 ....
遙洋(33)
タイトル カテゴリ Point 日付
角の家自由詩3*12/11/7 23:56
十月自由詩7*11/7/31 14:06
うん  自由詩6*11/6/12 23:10

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