加速していく怒りや悲しみ
あなたと二人のドライブ
飛び火で染まる秋の夕暮れ
がんじからめで得たいの知れないあたしの感情
ラヴに変わる恋心は憎しみ
早まったスピードに
車の窓の隙間から
あ ....
ゆるやかに伸びてくる腕を
気付いたらあたしは掴んでいて
その手をすぐに離した
「嫌いじゃないよ」
「やさしすぎて恐いだけ」
あの華のつるみたいに
純白で 棘なんかないのに
刺されてしまい ....
スポットライトを浴びたわたしに
憂いや孤独 怖いものなど何ひとつなかった
シックな服もメルヘンな服も
わたしを抱きしめてくれるから何も恐れずにすんだ
ピンクの素足 あまい鎖骨
いつまでも照ら ....
猫の死体につづく道は下水道
たいせつな宝物たちはぜんぶ捨てて歩いていくことにした
わたしとても自由だわ
愛するあの人も今じゃもう思い出せない星屑
人のいない水族館みたい
うろこの冷たさや動物 ....
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