蔦を植えた君を風が抜ける
触れる者を待ち
褪せたドアノブに
風上となって立つ貴方の水滴が滑り落ちる

ゆっくり
    さわらず、

傘立ての底が濡れてゆく
一滴を撫でた貴方の皺より ....
冬貞(1)
タイトル カテゴリ Point 日付
出会いの無い別れが君にあって自由詩109/9/29 22:22

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