ああ
ある日の夕暮れ
心の中のラックを激しく壊す鉛の球
失われた記憶の糸が結ばれる 今夜も
君を
その絹のような体を
ライスケーキのような唇を
小さな胸を ....
空白の日々
大地は揺れ、海は押し寄せた
人間達は誰一人、抗う術を持たなかった
空白の日々
誰もが一人で生きる事を認めた
そこには表層的なコミュニケーションしかなかった
空白の日々
....
なにもない
なにも
ここには、なにもない
俺はただ
生きている
すべては
無に帰した
そして
希望だけが
残る
どれくらいの夢を
どれくらいの情熱を
どれくらいの命を
どれくらいの勝負を
どれくらいの挑戦を
どれくらいの放棄を
どれくらいの平凡を
ああ、また忘れてしまう
途切れない情熱を
....
むかし、「なんきょく」というおおきくて
さむいくにに、ぺんぎんのこどもがすんでいました。
ぺんぎんのこどもは、こおりのうえを、よちよちとあるくのですが、
まわりにいるほかのぺんぎんた ....
俺はある夜、見知らぬ男に叩き起こされた。
俺は西荻窪の10階建てマンションの8階に住んでいる。
気休めではあるがマンションはオートロックだし、
玄関の鍵はもちろん掛けてあった筈だ。
し ....
秋が好きだ
秋は全てを俺にくれ、全てを俺から奪い去った
俺は秋のために笑い、秋のために泣いた
落葉が姿を消し、やがて冬が訪れる
お前と会ったのは、あの教室。
シャイなお前はうつむきながら、
俺が話しかけるのを待っていたみたいだ。
お前は差別を持たない。
お前は人を羨む心を持たない。
どんな人間でも持っ ....
俺たちは考える
俺たちが俺たちであるが故に、俺たちは考える
俺も、君も、考える
無くしてしまった記憶について
もう戻れないあの日について
楽しかったドライブについて
....
俺の体に巣食う虚無
俺のなかに潜む胸像
俺という物体を交信しつづける魂
俺がいつ、いかなるときも削除しつづける事を願う
可能な限り俺は探し続けるだろう
可能な限り俺は探し続けるだろう
....
今朝、傷ついた白鳥を見た。
その体にはコールタールのようなものがへばりつき、
身動きが取れないようだった。
遠巻きに五、六羽の白鳥が心配そうに彼を眺めていた。
彼の体の、どろどろにこびりつ ....
それは、夏の暑い日だった。
僕は「ナケナシノユウキ」をふりしぼり、
大きな公園で君に告白した。
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
....
煮干しなみにひからびたゴミ人生
今日もその場を生き抜く為だけの仕事
でも、好きで始めた仕事だから文句は言えない
ああ、それにしても
全ては絶望している
街も
鳥も
....
時は、なにも解決しない。
時は、なにも洗い流さない。
あれから幾つも月日は過ぎて、君も僕も結婚した。
君に子どもが出来た事を、君の友達から聞いた。
この世で逢えることは、も ....
田無
(14)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
Song dedicated to the fall
自由詩
0
12/2/29 0:38
Empty days
自由詩
0
11/4/19 4:35
無
自由詩
1
11/4/18 4:41
with you
自由詩
0
11/4/12 1:33
ぺんぎんのともだち
自由詩
1
11/4/11 16:18
D.A.Harold's brain
自由詩
3
11/4/11 4:37
秋の墓標
自由詩
0
11/4/9 18:23
原始の交流
自由詩
1
11/4/8 4:33
Life
自由詩
0
11/4/7 2:33
fallen leaves
自由詩
0
11/4/6 2:54
スワン
自由詩
1
11/4/5 1:37
ジャスミン
自由詩
0
11/4/4 4:45
デイジー
自由詩
3
11/4/3 17:36
日曜日5時55分
自由詩
0
11/4/3 5:55
0.2sec.