こうして同じ形の月を見るのは何度目だろう。

コンクリートでできたこの部屋には灯りひとつなく、
窓はあの高くにひとつだけ。
それにも、頑丈な格子が嵌められている。
目の前の、重そうな ....
救いなんて
いつまで待っても
来やしない

月は続ける

あたしはもう
かれこれ数十億年
こうして待って
いるけれど

だれも
ひとりも
迎えにきてなんて
くれなかった ....
 おもわず空を仰ぎ見た。
 
 あたしを覗いてたのは、おもいきり金色をした半分のまる。
 
 機械の動く音とともに、やさしいこえ
 
 ふりむけばおおきな闇がぽっかりと僕を待つ ....
mayuki(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
籠のなかの三日月自由詩109/8/11 1:25
ふる むーん自由詩209/8/3 10:47
下弦の月自由詩309/7/27 8:56

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