何にもない手に
言葉として 何にもない
体があった
僕だった 触れることとして

閉じこめられて 電車の中に フレームを行く
風景を見ていた
赤や黄色のよどみを
どこかに 目の眺めてい ....
海辺を遠くに
歩いていた ライン
灯台が
海面を照らしている

そこに魚が 散らばりが見えた気がした 
波に泳いでいた いくつもの 手や
目があった
電車はかすかに揺れていた
けれど景色は誰でもない日に かすかに 
流れた
白い柱の周りを 人間だと言うことを 流れたー

流れていた
目にしていた地上に止まることを
かすかに 看板は ひ ....
言葉の葉を
地面に散らしていく流線を
葉を手にして 白色をしていたんだって 
僕は 空をいつも見ていた

人の顔に見えた 口はなく 目は黒かった 
影と相まって 水蒸気のまばらな雲が漂 ....
それは
君の絵の 終わり

余計な厚みをつけはじめたら
原色の絵の具を白地に塗りつけたのなら
キャンバスの枠をはみ出したのなら
もう
それは
君の絵の 終わり

君は旅人だった ....
海の前
砂の中には
蟹のかけら 動物の毛
ぼくはそれで 城をつくった
旗を立てた

砂の中に
死んだ誰かの骨のかけら
小指のどこかに ついている
ぼくはそれで 城をつくった
割られ ....
何にもない手には
ゴミ袋の 黒さ
その照り返しが ぬらぬらと
僕みたいに見えたんだった

君みたいに見えたのは
やっぱり歌だった tシャツは
オレンジの 英語のプリントの
歌だった、  ....
今日も天使でもないものの 誰でもない
大都会の虚ろな言葉が 不法労働者の どこかにこだまする
笑い飛ばされる
正確に言えば そんなふうに値段とともに消えていく 酒の苦みが
場所によっては  ....
何もない手に
立ち止まった風の 僕は
労働者としてのそれを
僕ではない言葉として 流れていった

僕のすべてが報われるのなら
労働者として
中の暗黒ではなく   
この時代の社長になれ ....
空は何も知らない
僕に砂漠はオレンジ 
オレンジとしての林檎の 曲に 
太陽としての aikoを聴いていた
aikoとしての休みの
日を 曲に耳にしていた 

憂鬱な囚人としての休み ....
誰もいない
誰もいないということの
その 誰かの誰かである 誰もいなくなった誰かへの
誰である 誰なんだ

街は荒れ果てていて
通りは大通りと呼ぶには
溶岩のように荒廃していた 天使 ....
言葉は誰としてでもなく
残像として流れていく
どんな外側としてでもない 奴隷は
労働者としてでもない ひとつの肉体だ
足先だけで立ち止まりつづける 
そして 角のドライブスルーで メニュ ....
意味の何も失った
僕はチョコにマトモなのだろう
そんなふうに 石像でも物体でもないけれど
頭領は 手にしている 
微風にイギリスを失って
空の縁は タンスにしまわれていく ユダヤ人の
 ....
何かひとつの 削られていく
言葉とはすべてだ
死刑囚の持とうとする
そんな 闇を 僕は手にした



一人の偽善者が
牢屋だ そうして出ることもなく 
部屋の隅のどこへいくのだ ....
友達のことも忘れて歩いていく橋は真上で誰かの言葉で隅っこすらなくしている声にできるのはいつも音楽だけで静寂だけが場所をなくしていくすべてがあったけれどもただ微かな闇のようなものの土に生えはじめたギ .... 手に何がある
体には何の
誰が 存在する
誰だ 死刑囚は

指の向こうには
公民館があって ひとりの僕は
デパートに入りたかった
デパートに入りたかった
公園を出た そばの
映画館 ....
空とは 川か
それとも 地面か
他人は知らない けれど
柱に立って
ギターを弾いていく

このギターの 行方を知らない
上である ピックは
存在であることを 未知で
僕は皆無だ
何かの消滅した
自分ではなくなっていった 空なのだ
消滅した そんな
空なのだ 流れていくようなものとしての

海ではなく何も物語りはしないだろう
そんなノートは 口づけをし ....
白さのどこか
傷ではなくなっていく
空ではなくなった 草として 葉に
僕は誰かの海なのかと 手に
誰かに そうではなくなって 誰かの手ではなくなった
角に僕は 誰かの一人の街なのかと 僕自身 ....
現前にしていないものに
群青色ではないものに
あぐらをかきながら冷たさをその尻に痛感させられている
悩みの奥底ではないようにと
暮れていこうとしている、光の散らばり
この瞳をどこかにして ....
何かですらない 場所に
何かであろうと 場所を僕は探そう
この地べたを脱出するようにして
影の中でもう一度全体になろう

排斥場からは ささやきがしている
枝となっていく岩ではなく
刈り ....
誰もいない、誰ひとりとしてすらもいない風が吹いている。僕は衝動を抑えながら、そんなふうにただ、流れていくことを続けた。指にあるのはただ一本のマッチ、すべての踏みだそうとする方向もないままに、立ち止 .... とても 死にかけ
すべてとして それは
目を細める 闇は場所を流れていったんだ!

爆発、 中に言葉も空に
何かだということは、 どこへ出かけるー
自分自身でいようと
白い一瞬は
微かなる波紋
ひとつとしての面にされてから
水でいたのは 自分自身として
サックスのささやきの色に

空に 水滴の脇を
部屋へと 夢にいたのだ 僕は
触れる木の葉のコン ....
なんでもないこと自体が、君自身を可能なものにするだろうと思った。それは、僕自身ですらもないことだった。何も食べず、欲しがりすらしないことが、もしかしたら生きていこうとすることにほかならないのではな .... 何も もう思考する
ことのない 僕が
僕の中のどこまでもそうさせられていく 
思考を ひとり 手にしている

言葉の物語を紡ぎ出そうとしては
失敗している そうしてまた
 出そうとす ....
この国という名の
この国としての二十四時の
人の溢れかえる ホームは
俺の街ではない この場所は
ほかにある 場所は
ここではない 場所は
この俺のどこかに ある
何も無いのなら
僕自身 ここにいるのだと

そして流されていく そして
何かですらも なくなって そうして 

ここにいるのだと 僕自身
何かですら なかった
猛犬が走る
犬 息だ

純白なる霧、

行く 猛犬よ
その 吐血だ
この言葉は 行方も知れず
この言葉を 放っていく場所を
僕だ 探していた ひとり 木陰の道へと
トロトロと流れる川に 凝視した
トロトロと トロトロは 僕と
僕自身の陰を見ているみたいにして ....
番田 (2109)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩009/12/4 1:15
夜釣り自由詩109/12/3 1:04
窓ぎわ自由詩009/12/3 0:46
センター街のまえで自由詩009/12/2 1:04
はみだす自由詩409/12/2 1:02
ヤシス自由詩109/12/1 0:56
スター自由詩109/12/1 0:55
カウンターで自由詩009/11/29 23:56
休日に自由詩009/11/29 1:22
モナカ自由詩109/11/29 1:22
アパートの隅で自由詩009/11/27 0:02
金を手に入れて、そして…自由詩209/11/26 0:11
ポップソングなんて自由詩209/11/25 0:51
戦争は終わった自由詩309/11/24 0:18
日曜日の憂鬱散文(批評 ...209/11/23 14:36
夢の街自由詩109/11/23 1:00
部屋で自由詩209/11/22 1:31
ノートの上で自由詩109/11/22 1:30
少数として、絶望していく自由詩109/11/20 1:02
プールを、凝視していった自由詩109/11/18 23:44
時の存在としてでなく自由詩209/11/17 23:25
二人の戦おうとする闇散文(批評 ...209/11/17 21:03
感情自由詩109/11/17 1:49
散歩自由詩009/11/15 23:45
菌糸散文(批評 ...109/11/14 21:51
部屋自由詩109/11/14 19:02
彼方自由詩009/11/13 8:38
空気でも、ないとして自由詩209/11/12 0:53
霧の年月自由詩009/11/12 0:52
前を机に、何かとして自由詩209/11/11 0:16

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