赤羽のラブホテルを出た後で良いからお前に抱きしめてほしい

 ぼそぼそとしゃべるわりによく届くお前の声を聞きながら出す

 どうしようもない歌だ俺のどうしようもないちんこのことだ

 ....
エビフィレオバーガー雨に打たれるやうに縁日金魚の天命がつく

無花果の熟れた場所からプロミスの堅いカードが飛び出している

父親の諸手の中でかく語りきは疑似餌のさくらのような海老たち

 ....
居所がもう私には少なくて台所では片足で立つ

それは嘘マイナスイオンの存在とかも君が残したぬくもりさえも

僕たちの心ちぬちぬ降る雪の積もる重さに少し似ていた

イヤホンの耳にソフトな ....
 水銀の示す数値は風邪気味の君の言葉だ逃がしたくない

 起き抜けにトーストを焼く君の音たゆんだシーツのシワをのばせば

 右を向くランドルト環目に据えて黒いスプーンがまぶたを食べる

  ....
「さようなら、チャーリーブラウン」逃げていくビーグル犬より貴方は速い

君の物全て可燃のゴミとしてだしてしまおう安心毛布も

冷蔵庫「ぶんぶ」と冷やすピーナッツその音だけが今は友達

 ....
 夕焼けが夕焼けとしてあるためにポプラを植える人達の列

 初めから数えて22本目はジョシュアと名付けた貴方のポプラ

 夕焼けが空を焦がしてしまうので明日の日傘を準備してあげよう

「ね ....
 
 ただいまは義務となってリビングのぬるい牛乳 面を震わす

 朝の床夢の旅路に疲れ果てただいまと言いおかえりを聞く 

 ただいまと家族にただいま話しかけただいまはまだただいまのまま
 ....
 八月の終わりが夏の終わりなら何かを始めなくてはいけない

 開戦の口笛が一つ鳴り響く ヤングフォークに歌はいらない

 デイトリッパー僕たちの体では短歌は二度死ぬいまかいまかと

 僕た ....
左肩重たい思いのしかかるオシノさんから離れた後で

鏡越し見えた姿はベレー帽「わすれてはいけない」声がした

路上にて愛を売るのが仕事だとオシノさんの書く字は小綺麗

神棚に住み着く祖母の ....
キッチン(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
どうしようもない歌だ短歌213/3/5 12:11
縁日金魚短歌012/10/4 14:53
ふしだらな夢短歌310/2/1 21:31
水銀短歌209/11/15 2:10
さようなら、チャーリーブラウン短歌2*09/9/29 23:49
夕焼けがあり続けるために短歌3*09/9/19 0:43
家族にただいま短歌1*09/9/14 0:01
短歌はこうして死ぬ短歌2*09/9/1 5:56
どんふぉげっとの妖怪短歌009/5/29 15:41

Home
0.2sec.