無力は、精神の外においては単なる弱い暴力に過ぎないが、
精神においては、無力はより強い暴力の精神的なもの、つまり
王、貴族、能動、支配、無視、自己愛、良いこと
などより高い「権力」を持つ。それは ....
私の正義が、必然の中心に近づけば近づくほど、郷愁はかまわずにはおられない弱さになって、私を薄暗がりへ連れ戻す。
柔らかさ、脆さ、頑なさ、約束、裏切りへの敏感さ、逡巡、放埓と暴力、幸福と怠惰、新鮮な空 ....
鳥が急ぐほど性急なことが起こったらしい。
酔ったときはとおくを見なさいと、それは何故か信じてる。
でもほんとは酔ってなんかなくて
鳥の向かう先も知っているんだ。
悩むのは明日にしようか。
塔 ....
頑なな人よ
しなやかさへの悪意を持ったのはいつからだっただろう。
それの恣意があまりにも叶うから?どんな虚しさも笑ってしまうから?
それがあまりに無関係に関わってくるから?
放埓に駆け回ること ....
個性を大切に 自分探しをしよう 世界にひとつだけの花 みんな違ってみんないい
今では段々薄っぺらくなってきたこのフレーズ達
しかし我々の誰もその薄っぺらさを言えず、皮肉を言って知識人ぶるのがせいぜ ....
始めましてサイクロプス。
これを送るころには返信になっているのだろう。
夜にしか生きられない我々には意味のないことだが。

我々は我々のグロテスクを呪うだけ賢くなった。
頑なさが麻痺を越え、 ....
彼が祈ったのは、眩しさに無感が押し潰された日。
厳しく繋がれた巨大な孤独はついに皮膚を突き破る
茫然自失。しかし吸い込まれるほど鋭利で
歓喜にも似た覚醒感に両の拳が打ち震え、加速していく鮮烈は反 ....
乾いた指先は死の前触れ 曲がった爪が擦れる音は最後の扉が閉じる音
何故こちら側が地獄なの 内側が表だと信じていたの
息を止め耳を塞いでもひび割れた錯乱が体中を食い荒らす
私はもう限られてしまった ....
ゆうひと呼ぶには余りにも始まりに似て

さざめきと呼ぶには余りにも産声高く

かさぶたと呼ぶには余りにも赤すぎた


野原は金色の笑みをたたえる


何故立ち止まってはいけないのだ ....
kiri(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
higher power自由詩012/1/13 17:11
モラトリアム自由詩012/1/3 18:05
うす黄いろ自由詩111/5/7 2:21
しなやかさへの悪意自由詩011/4/27 10:44
無神論気取り自由詩011/1/4 15:14
左眼獣より自由詩310/11/15 23:29
今もまだ見とれている自由詩110/3/10 21:25
優しい声自由詩209/6/20 14:17
影置競歩自由詩308/9/30 18:40

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