マルスリーヌ マルスリーヌ 裸になりなさい
君の馬が駆けてゆく
そら 行ってしまえ!
麦穂が頭を垂れて
風の道を僕らに教えている
マルスリーヌ 君のお碗のような乳房を
緑の風にさらして
 ....
自分では良くやってるように思えたりもするんだ
その時にはね
なのに後味は苦い
方眼紙にかかれた折れ線グラフのような波
どちらがどちらなのか
その時にはどうしても分からないんだ

セーター ....
口唇をぴったりと寄せて集中して意識して大きく吸って少しずつはく
むせない為に気分を変えようと試みる
アルベルトゥス・マグヌスの人相学
歯科診療
ボギーとベティ−の息子のスティーヴ
吸って、は ....
嫌煙権とか
定期健診とか
「お酢が体にいい」だとか
「物を投げてはいけない」だとか
「あの子と遊んじゃいけない」だとか
「電話中も笑顔で」だとか
「酒癖が悪いのは大人として恥ずかしい」だと ....
その薬を飲むと
明日が遠くなるから
こっちも一緒に飲まないと
あとがきついよ
明日のことは
母に任せて
昨夜息子が
酔って帰ってきたときも
あなたは静かに
一人でテレビを見て
小便 ....
あざが4つと
擦り傷が一つ
引いて3
誰かがあたしのトイレを見て
3言くらいコメントをする
なのにひとつも
思い出せない
そんなことが
短い期間に
2度繰り返されて
引いて1
額 ....
たとえ女ものの下着を着けていても
匂い
精液の勧告が俺をかきわけても
匿名の幼虫だけは
しぶとく残り続ける
あいつらは俺に
奴らの粘々した体を飲めという
匂い
飲めという
昔々 河童 ....
買って来るのを忘れてしまった
どうしよう
どうしよう
今晩どうしよう
焦ってももう0時前
ああどうしよう
怖くて出れない
悪くて言えない
未練で眠れない
どうしよう
どうしよう
 ....
遠い国で鳥があの娘を
拾って育てる
鳥はあの娘に名前をつける
あの娘は鳥に名前をつけることを考えている

鳥はあの娘に
おいしいお粥を作らせる
あの娘は庭のいちじくを
鳥にもいで来させ ....
ドクター、こいつを救えないなら
あんたのバターβでも駄目だというなら
俺はこいつを連れて
ここを出て行くよ
あんたに渡す金も
もう底をついてるんだ
馬鹿馬鹿しいと思うのか?
でも俺だって ....
ベティの口から
花がこぼれる
一語につき一つずつ
時には真珠や珊瑚も混じる
俺はこの女と結婚する

できるだけ養生して
よく陽にあたり
水薬を嫌がらないことが肝心だよ
菫、アネモネ、 ....
見知らぬ男が
修道院への道を尋ねる
ああ この道を北上したところに
三叉路がある
そこを左に真っ直ぐ行けばいい
打ち上げられた血溜まりが
仰向いて月に答える
赤い服を着たジョーン・バエズ ....
眼を閉じて
耳を澄ますと
叫び声が聞こえてくる
何人だ?
4人?
女と男と子供ともうひとつ
何だ?
何をそんなに喚くんだ?
谷は近いが
こだまが反響しあって
一語も聞き取れない
 ....
2人の営業が
毎月風の強い日になると
適当な場所を見つけ出して
俺たちを誘いに来る

各々フロイトやら バロウズやら
解剖学者ドン・ベサリウスやらの
ボール紙で作った仮面をつけて
酒瓶 ....
彼は取り違えているのかもしれない
おれをAだかBだか或いは俺だかと
どのみち大した違いはないんだが
奴が誰に金を払うつもりでいるのかは
知っておかなくてはならない
俺は彼を試そうと
俺自身 ....
青白く細長い楕円運動のさなかに
無数の彗星が一つずつ死んでゆく
解釈の内容については
俺はどちらでも一向に構わないんだが
3番目はないことは蟻達が知っているだろう
その割には特に減った気もし ....
金の糸で刺繍をした
赤いビロードのカーテンの奥で
博士は言った。
そのカーテンの刺繍はなんだか
俺には少しずつ動いているように見えた
ナナフシのような形の
幾何学模様

博士は言った。 ....
  
ドライヴに行った
内側をぐるぐる回転して とうとう下に落ちたっけ
でも大丈夫 船長デイヴィッド・ウィルソン
俺たちはとても上手くやったから
でも上手くやれなかった俺たち以外の1人の彼は ....
鏡文字(48)
タイトル カテゴリ Point 日付
死んだ獣の赤い背を自由詩304/9/17 16:34
表層サーフ自由詩204/8/23 14:53
R.U.R自由詩304/8/23 0:55
「ニュースくらい見なさい」だとか自由詩5*04/6/15 0:47
香りのする揮発性の何かがあふれ出る自由詩1*04/5/21 1:01
順位の永久運動自由詩304/5/12 0:26
matter repoded自由詩1*04/5/7 1:51
いや、もういいの、なんでもない未詩・独白3*04/4/17 23:46
メルヒェン自由詩23*04/4/7 1:19
これが仕事の全てというわけではないが自由詩104/4/2 17:13
園芸家には観客が必要だ(1)自由詩304/3/22 0:46
海鳴りの音で目が覚める自由詩104/3/5 19:21
そうしてインチキな太陽が騙しに来る自由詩204/2/17 8:35
ひなげしの群れ咲く野において自由詩204/2/16 9:29
せめてその青いボタンを2度押してくれ自由詩204/2/7 17:40
医師の裁きを受けよ自由詩2*04/2/4 16:22
初春の乙女自由詩104/2/1 0:14
船長デイヴィッド・ウィルソンが直ちに俺を不能にした時の歌自由詩604/1/28 0:05

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