ゆっくりと小指の爪だけ整えて今日は私の誕生日だから



こぷこぷと私の音が聞こえます23歳に今なりました



{ルビ比律賓甘蕉=フィリッピンバナナ}の皮を剥がしては積んでくよう ....
写真機のシャッター閉じる間だけ恋人の顔させてください



近所でも毎日帰りに会う事が不自然だとは気付かなかった



好きと言うことも嫌いと言うことも恥ずかしくって握りつぶした

 ....
ダイエット中だというのにばいちゃんは飯とお菓子を食え食え迫る



雪がとけ木の実に混じり現われる二つに割れた銀の歯車



先生や親と呼ばれる生き物が同じヒトには思えなかった

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 今ここに僕がこうして生きるのは垂れ流された奇跡のせいだ



 玄関に白熱燈が灯ってる家のつもりで待ちます君を



 苦しさを必死に証明してるのは強くなるのをサボりたいから

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河原いさの(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
今日二十三歳になりました短歌208/8/31 23:16
写真機のシャッター閉じる間だけ短歌308/5/9 12:12
帰郷と回顧短歌208/4/24 23:26
垂れ流された奇跡短歌4*08/4/21 23:28

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