君と別れた後再び流れ出した時間は

残酷なほど私を自由にさせた

流れる風とスキマに耐え切れず

私はメールを打った

自由に耐え切れるほど自分をもっている君には

とても迷惑だと ....
僕を映し出すその鏡はよく磨かれていた

嫌で嫌で 「大いなる愛情」という焔ですべてを焼き尽くしたつもりだったが

残ったものはまだ膨張の可能性を秘めていた

練りゴムのように都合悪く  ....
一人に流れている時間を消しにいった

葉っぱが枝から落ちるまでの葉っぱの時間

葉っぱの前を通り過ぎた車がかすったであろう少しの時間

それを観察するぼくの時間

それらが風とともに上 ....
スランプに陥った自分に

生産性を与えようと

雨の中を歩いた

マイナスを堪能しても良いかもしれない

零の集積よりは


ファミレスのドリンクバーは数を重ねなかった

「 ....
真実をさらせば壊れてしまう極限の中心であろう囲いの中心付近で

僕は線となり点を回避していた

やがて来る終末と出発を猶予し考えるほどの長さはあれども

食道から胃にかけての腑に落ちた感覚 ....
・窓を開けると

 優しい風が知らぬ間に頬から全体を包んで

 素直なとろけるような素直なこころまで解凍されながら

 私は涙を流し

 部屋はもとある緑で満たされる

 自分の曇 ....
死という観念が人間固有のものなのかもしれない

知ったかぶりのシかと思うときもある

こうして生きている、という特殊な事態をも私たちは理解するのに時間がかかる

他の生き物には、生きている ....
おばあちゃんが 届きものをしばっていたたこ紐をほどいて
大事そうにまとめていた

「この糸使えそうだから、巻いてとっておこう 便利なのよ」
「なんでそんなことするの」

昔の人だからこんな ....
無条件の愛が欲しかった

この世は前向きに生きてゆかないと前進しないという普遍法則を前に

少し休憩したかったからだ

健全なものを楽しんで 正しい姿勢で寝れば マイナスはないのかもしれな ....
君が巻いているピンクのマフラーは

そのチープさを逆手にとって

僕より大人なはずの君から

主導権を僕に渡す

喫茶店に入れられた星型の角砂糖

「なんか青い砂糖って不思議だね」 ....
いざないを一瞥して口先でいなしてしまうあなたの瞳は

目の前のディスプレイより遥か遠くを見ていて

ひどく抽象的な確信を備えた奥の奥で

ごくたまに確信を分けてくれる

そんないつ留ま ....
僕はこころを奪われたことがない

がむしゃらに泣いているときは自分がみていてくれるから

僕はこころを奪われたことがない

春の夜風が気持ちいいのは、お風呂から出たあとだと知っているから
 ....
こんなに長いアスファルトを簡単に置き去りにしていく

作ったら大変だろう

ずっと向こう側の真っ暗闇の中の木々たちは何を考えているんだろう

あっちに行ったら恐いけど 車が勝手に進んでくれ ....
あなたがいるから競り勝てる

自分が今正しいのか間違っているのか

あなたの姿勢が思い出させてくれる

少し前を向けばいつでも道は開いているから

あなたが見守っていてくれるから頑張れ ....
ever(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
私たちの抵抗自由詩009/2/8 5:17
「∞時間後 人」自由詩008/12/19 21:05
濃密な時間の過ごし方自由詩108/12/6 19:25
退屈から充実へ自由詩008/12/2 1:14
邂逅自由詩008/10/28 0:44
強き者〜旅立った者たちの唱〜自由詩008/9/19 0:05
「生きる」という種目自由詩208/5/17 21:45
モノを愛するということ自由詩008/5/17 2:08
小さな無償の愛自由詩008/5/10 3:26
アイスブレイク自由詩008/5/9 2:56
「片思い」へ自由詩108/5/8 2:49
僕はこころを奪われたことがない自由詩308/5/7 21:21
高速道路自由詩108/3/23 1:39
恩師の方へ自由詩008/3/22 3:10

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