僕と君は一緒には なれないと知りながら
別れられなかった
君と会うたび切なかったよ
寒い冬
君は自分のマフラーを僕に掛けてくれた
僕たちは1つのコートに包まれて
歩いた
それ ....
窓から君が歩いて来るのが見える
僕の部屋に向かっているんだね
今まで色々話したから
僕は気付いているよ
他の誰かに
君の心は移ってしまって
僕にはない
僕はなんとなく ....
ドアの隙間から
退屈そうに煙草をふかす君がみえる
僕が喧嘩しようとしても
君は怒らなかった
でも
君は許さなかった
僕たちは終わりの時なんだね
いいよ
明日から君の ....
真ん中に
青いターコイスの入った
銀の十字架
お前が俺にくれた
ペンダント
俺は自分が十字架を
しょってるのが
やっとわかったぜ
十字架はふたつもいらないさ
お前にか ....
星がゆれる港を
お前の 乗った船が出て行く
俺の肩にうけた
お前の重み
忘れないぜ
お前には
幸せになってほしいぜ
俺が世話かけたから
お前には
すこやかでいてほしい
....
男と女は流れ星
一瞬 煌めいて堕ちる
一瞬 最高の輝きをみせて堕ちる
涙も 輝いて堕ちる
うれしい涙でも
悲しい涙でも
堕ちることにかわりないぜ
それならば
俺はあなた ....
男もずるいけど
女もずるいぜ
どっちが泣くかなんて
わかりはしない
みんな
顔に出さない嘘つきばっかりだ
それでも
人は愛し合うことをやめない
いつの時代でも
戦 ....
俺の左半身は ボロボロだぜ
使いもんにならない
もういやだって
泣いてる
それでも
引きずって歩くのは
俺の左半身だから
俺が 愛してやらないと
誰も 愛してくれな ....
お前が暗黒の世界から
俺のこと
煌く陽光のもとへと 連れ出してくれた
うれしかったぜ
だけど あまりにもお前が住む世界は
煌きすぎて 輝きすぎてさ
俺がかえって みじめになってきた ....
一つ 一夜の恋に燃え
二つ 二人で地獄まで
三つ 皆を殺しても
四つ 夜更けに村を出る
五つ 幾つの時からか
六つ 胸には紅い花
七つ 何度か恋をして
八つ やっと山越え来た想い人
九 ....
闇に踊るバレリーナ
血まみれのバレリーナ
血を流しながら踊る
きみは誰だい
わたしは踊るためにうまれてきたのです
死ぬまで踊りたいのです
それが私の宿命です
....
夜の 終りのないような海に
眼を見開いて
自分の使命が終わったのが
わからないまま
尽きた
サイボーグが 捨てられてた
腕から回路がみえる
ショートした頭から
白い煙があがって ....
俺の詩には題名がない
俺の人生に題名がないからだぜ
俺の人生の主人公は
間違いなく俺だけど
時には
脇役になったり語り手になることも
黒子に徹することもあるんだ
....
俺は 夜の海を
ただ 流される
眼を 見開いたまま
口を ぽかんとあけたまま
脱力して ただ
流される
俺は いま
逆らうことも 泳ぐことも
できない
お前は まだ
....
俺は ひとりで太陽をみても
なんともないのに
ひとりで月をみると
なぜか悲しい
心に刺さったものが
三日月に似てるからか
俺は 心から
満月のような笑顔を
人に見せたことが ....
俺は 何度か人の死をみた
俺より先に逝ってほしくなかった友もいた
炎に焼かれた骨は
真っ白で しっかりしていたこともあった
黒くて 粉になっていたこともあった
俺は 大量の薬を飲 ....
静かな夜の
静かな時の キャンドルライト
お前の命は 3時間
銀のバラの命は 3時間
俺の瞳の中で お前は燃える
俺の瞳の中で お前は 永遠になる
だれよりも
燃えるお ....
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