外はひどい雨だぜ
これじゃ
まだ蕾の花も散ってしまう
雨のせいで
それだけじゃなく
そういう宿命の花だったんだ
俺も
雨の音が神経に触る
気がどうかしそ ....
あなたが俺を突き放したのは
俺のためか
だったら
早すぎだ
俺の傷はまだ治っていない
あなたでなければ
治せない
あなたの付けた傷だからだ
あなたが俺を ....
薄暗い部屋で
天井をみつめてた
色んなことを思った
答えがないことも
答えを知らないことも
俺はお前のことを
大事に思っている
なのに
何にも知らないな ....
春の嵐みたいな日
俺は出かける
黒い薄手のセーター
黒いジーンズ
黒い帽子
俺が
どうでもいいような所で
迷っている間に
季節は変ろうとしている
....
俺の
コップみたいな
小さな海に
白い雪が
舞い落ちて
溶ける
狭くて小さいけど
溶けた雪の
悲しみも
しっかり受け止める
溶けなければ
....
真夜中でも
僕のところに来ていいよ
僕は待ってるから
君は寂しがり屋で
毎日
いろんな付き合いがある
買い物 食事 カラオケ
それでも
君の寂しさは癒え ....
この道を通ると
君を想い出す
君は本が好きで
いつも本を抱えて角の本屋から出てきた
本で手がふさがってると
にこっと笑った君
手を小さく振った僕
君は幻だった ....
空っぽになっちまった心に
どうでもいいような物を詰め込んで
嘘と真実をごちゃませにして
塗りたくる
そんな毎日から
俺はいつか抜けたい
お前もそうだろう
俺は ....
俺の心は
フラフラして定まらない
白い
チューリップの炎で
明日を占う
燃え尽きそうで
燃え尽きない
燃え尽きることができない
俺の心は
何を望ん ....
生まれ変わったら
何になりたいかって
お前は聞いたよな
俺は
男も女も生き物はいやだぜ
俺はね
街になりたい
色んな人間がいて
楽しいことも
悲し ....
雪が降っていた
ここは積もらない
俺も
雪の想い出はない
ただ雪のような人は知っていた
美しくて
純粋で
真っ白の心を持って
はかなく消えた
その ....
僕は
静かな夜の海に来ているよ
こわくないよ
僕の足跡は
波が消してくれる
今までの僕を
消して欲しい
絶え間なく寄せる波
生まれたくて
生まれたんじゃない
....
僕は置手紙を残して
出て行くよ
このメールの時代なのにね
せめて
僕の体温を感じるものを残すよ
「さよなら」を書くと
いろんなことを思い出して
涙がこぼれるか ....
サクラのキャンドルを買ってきた
小さな丸いジェルのキャンドル
ピンクのサクラが
真ん中に入ってる
サクラのマグカップを買ってきた
有田焼の和風なマグカップで
サクラ ....
俺の想いが
俺の心から溢れる
俺は冷血なはずなのに
なんでだ
一人が寂しいのを
恋か愛にすり替えたいのか
みんなが恋と愛を綴っているから
つられたか
みんなって
....
俺の部屋は
私鉄の最終電車のアナウンスが
よく聴こえる
乗り遅れて
ぐてんぐてんの
サラリーマンがベンチで寝てる
一年浪人して
三流大学をやっと卒業
リ ....
俺は子供の頃
星をつかめると思った
手を伸ばして掴もうとした
それから
俺の心には星があった
わくわくするような
にこにこするような
星だった
その星も ....
曇り硝子の向こうは
蒼い夜
ウイスキーは喉元を焼くのに
心を素通りする
風が唄うカフェで
君とココアを飲んだことを
ふと思い出す
僕たち二人は2度と会えないの ....
夜が更けはじめた
煌く無機質の町の中
僕は部屋に帰る
留守番電話の
君の声を聴いて
ほっとしたよ
いつ会っても懐かしく感じる君
どこで会っても明るい君
僕が帰れるところは
....
俺のラフィーネ
お前は意志が強い
一度決めたら
そうする
俺が血の涙を流して
すがっても
お前は行くだろう
俺のラフィーネ
俺と過ごした時間は
お ....
花は咲いても
散っても
その美しさは
心に刻まれて
想い出になる
いくら
俺でも
想い出くらいにはなりたいぜ
きみの言葉は
俺を傷つける
上下 左右から
切りつける
それでも
俺に たいした痛手はないぜ
きみに はねかえるだけ
俺は その程度では
殺せないぜ
きみが あと ....
愛情なのか欲望なのか
もうわからない
世で
夢なのか要求なのか
もうわからない
世で
俺も決めかねる
自分で自分のことがわからないぜ
身長とか体重とか服のサイズは
わ ....
午前1時の暗闇の中
俺の部屋の窓から
教会が見える
十字架がネオンになっているんだ
あの教会の前の十字路で
俺はあなたに「サヨナラ」と言った
子供が学校の帰りに言う ....
ちょうど朝でも夜でもない
漆黒の闇に
夜の夢が消え
朝の希望はまだ無い
名前も無く
仕事も限定せず
さすらう旅人の
出発の時間
名前も知れず
ただ行ってしまっただけの人
....
花を時々買ってくる
僕の部屋は
殺風景でなにもない
種類も名前も知らなくていいんだ
いつか
君と僕の二人だけで
種類も名前も知らない
花畑で
子供みたい ....
僕は最近考えるんだ
なんだか
心が
締め付けられて
固まってしまいそうで
僕は
優柔不断ではないと
思っているよ
君のこともしっかりつかまえていた
....
白い月
白い星
蒼い月
蒼い星
道を歩いているときは
白く見えた
部屋の窓からは
蒼くみえる
どちらにしても
冷たい色だ
でも
その冷 ....
俺は 最近
ひとを好きになった
恋ってやつだ
もう
恋なんて できない
しっこないと 思っていたが
自分でも びっくりしたぜ
なんにも 言わなかった
なんにも 知らせなかった
....
夜 二人であるくと
君はいつも星を探す
何を祈っているんだい
何を忘れたいんだい
君が時々買ってきてくれる
ビールの銘柄
僕があんまり好きじゃないのだよ
煙草 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
0.36sec.